F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

【角田裕毅F1第21戦密着】序盤に順位アップも、グリップ不足でペースは上がらず。初日に抱えた問題を解決できず苦戦

2022年11月13日

 金曜日の予選で19番手に終わった角田裕毅(アルファタウリ)にとって、F1第21戦ブラジルGPでのスプリントは挽回するのが難しいフォーマットとなった。というのも、予選で最初にコースインした後、レギュレーションによりセットアップは基本的に変更できないからだ。


 金曜日のフリー走行1回目からグリップ不足に悩まされ、予選になってからも、その問題が解消されなかった角田が土曜日にやれることは限られていた。


 スプリントの前に行われたフリー走行2回目では、フロントウイングのフラップの角度を調整して空力バランスの最適化を図ることと、24周で行われるスプリントで最後までタイヤを持たせるにはどのようにマネージメントすべきかを理解することに時間を費やした。


 その結果、角田はチームメートのピエール・ガスリーと同様、ソフトタイヤでスタートすることを選択した。


 19番手からスタートした角田は、1周目にひとつポジションを上げることに成功した。2周目にはトラブルを抱えたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がピットインして17番手に浮上。6周目にはニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)をオーバーテイクして16番手となった。


 しかし、ここからペースが上がらない。その理由を角田は「グリップ力がなく、ペースが上がらず、本当に苦労した」と語った。つまり、金曜日に抱えていた問題を、アルファタウリは解決できないまま、スプリントに臨んでいた。

角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1第21戦ブラジルGPスプリント 角田裕毅(アルファタウリ)


 ペースが上がらない角田は、スタート直後にかわしたアルファロメオの2台にかわされていく。9周目に周冠宇、13周目にバルテリ・ボッタスにオーバーテイクを許して18番手に後退した。


 それでも残り3周でエステバン・オコン(アルピーヌ)をオーバーテイクして16番手に再び浮上したものの、ファイナルラップでは、2周目のピットストップで最後尾まで脱落しながら、猛追してきたアロンソにオーバーテイクされて17番目にチェッカーフラッグを受けた。


 12番手でチェッカーフラッグを受けたランス・ストロール(アストンマーティン)が10秒加算のペナルティを受けたため、角田のポジションはひとつ上がって16番手となった(その後15番手に繰り上がっている)。


 スプリント後、チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは「なぜユウキがあれほど苦しんでいるのかを理解する必要がある」と語った。その問題は金曜日のフリー走行1回目から抱え、その答えを見つけられないまま、スプリントに臨んだ角田。もし、その解を土曜日に探し出さなければ、日曜日の決勝レースも角田にとって厳しいレースになることは必至だ。

角田裕毅(アルファタウリ)
2022年F1第21戦ブラジルGPスプリント 角田裕毅(アルファタウリ)



(Masahiro Owari)




レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号