BMWウイリアムズF1のドライバー、ラルフ・シューマッハーは、今シーズンの終了と共にチーム離脱もあり得るとする報道について、自分の言葉が文脈を無視して使われたとして、同報道を否定した。
また、ラルフは個人ウェブサイトの中で、問題は「この先うまく解決するだろう」と加えた。
「契約の破棄について僕は口にしたことがないし、僕の言葉がチームを離脱するという意味でとられたこともない」とラルフ。「とにかく、僕がお金だけに興味がある男だという報道には断固反論したい」
「報道で言われていることは、いま僕たちが励んでいることとは全く無関係の内容だ。いまはみんな、開幕戦で最大限の成功を収めることに集中している」
「ほかのことは全て、この先うまく解決するだろう」
ラルフとウイリアムズとの契約は今シーズンで終了するが、ラルフは再契約に際し、1000万〜1500万ポンドの年俸を要求していると伝えられている。
ところで、彼の言葉は本当に文脈を無視して使われたのだろうか?
英インディペンダント紙によると、ラルフのコメントの全体は次のようらしい。「僕とマネージャーのウイリー・ウエーバーがBMWの友人たちのもとを離れ難いと思っているとしても、それは全く起こらないことでもない。チーム離脱は悲しいことだが、しかし、僕はウイリアムズにあのような扱いを受けたことが許せないんだ」
「フラストレーションはないが、ここ何カ月かの間に起きたいくつかの事柄について、僕はどうしても理解できない」
「フランク・ウイリアムズは、僕が金の亡者だと言っているが、笑っちゃうよね。再契約は交わしたいと思っている。僕は、日本で行われたシーズン最終戦でミーティングを開く計画をしていたが、フランク・ウイリアムズは現れなかった。その後、彼は突如、再契約のオファーを引っ込めた」
「人間面で、彼にはとても失望した」
ラルフはかなりお冠の様子。ウイリアムズにしてもこの言葉を聞けば渋面になること必至だろう。