パイオニア・ヨーロッパNVは、2004年もジャガー・レーシングの重要なスポンサーのひとつになることを明らかにした。
大手電機メーカー、パイオニア・コーポレーションは2003年、先進技術を誇るF1界において、熟練と革新をもって同チームを支援した。パイオニア・コーポレーションといえば、家電、オーディオ製品、DVDやプラズマディスプレーの技術などで世界をリードする大企業だ。
「F1とパイオニアには理屈の上でも気持ちの上でも多くの共通する意義がある」と説明するのは、市販プラズマ部門ディレクターのマーニックス・ソマーズ。「国際的で、革新的な力を持ち、専門的かつ正確、ほぼ完全といえる品質をF1は誇るからだ」
「超高速スポーツに、超最新技術はぴったり合致する。我々としては2004年F1シリーズの展開の中で、ヨーロッパだけでなく、オーストラリア、マレーシア、カナダ、アメリカ、日本、中国、ブラジルといずれも当社の市場である各地にて、このパートナーシップがパイオニアのブランドイメージ作りにひときわ重要な役割を果たしてくれることを期待している」
「パイオニアの参画には2つの意味がある。イメージ構築事業として世界的なブランド認知度を上げることと、新たなマーケティングルートを切り開くことだ。パイオニアは喜びをもってジャガー・レーシング・チームを支援するものであり、末永く共に歩めることを願っている」
ジャガーの今季ラインナップは、今年でGP3年目のマーク・ウエーバーと、ルーキーのクリスチャン・クリエンがレギュラードライバーを務め、また先ごろ、昨年度のF3000チャンピオンであるビヨルン・ウィルドハイムが第3ドライバーとして発表された。
「パイオニアが我々との契約を更新してくれることになり光栄だ」とチーム監督のデイビッド・ピッチフォース。「過去6カ月の間、我々はとても生産的に仕事を進めることができたし、共通する技術革新的リーダーシップへの情熱は、ジャガーの長期的目標であるトップの栄光へのチャレンジと方向を同じくしている。ジャガー・レーシングは、最高レベルの工学技術能力をもった世界クラスのテクノロジー集団を目指しており、パイオニアの支援はそのためにも大いに助けになる」