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予選を終えてBARは7&12番手

2003年5月18日

 オーストリアGP2日目予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが7番手、そしてジャック・ビルヌーブが12番手のグリッドを獲得した。初日予選で4、5番手のタイムを出し、上位グリッド進出が期待されたが、アタック中のミスもあり、タイムを伸ばすことは出来なかった。バトンはこれでシーズン6戦中5回目の予選トップ10入りとなり、安定した速さを披露した。

 GP2日目のシュピルベルグ近辺は、朝から快晴。午前9時の時点で9Cと、相変わらず気温は低い。それでも2回目のフリー走行が終わる頃には15Cまで上昇。路面温度も30C前後と、まずまずのコンディションとなった。B・A・R Honda勢は、午後の予選に向けて、タイヤのロングランテストなどを精力的に実施。特にジャック・ビルヌーブは、レース距離のほぼ3分の2に当たる47周を、トラブルフリーで周回。第一区間でトップタイムを記録するなど、総合順位も6番手と、まずまずの仕上がりを見せた。一方のジェンソン・バトンは、セットアップが決まらず、ジャックからコンマ5秒落ちのタイムで、14番手だった。

 午後2時の予選開始時点で、路面温度は昨日とほぼ同じ32C。前半を走った10人は、路面コンディションが良くないようで、なかなか1分10秒を切れない。予選開始後30分ほどから、上空には雲が出始め、路面温度は5C程度下がった。そして35分に、前日5番手タイムを出したバトンが16番目にコースイン。第1、第2区間共に上手くまとめたものの、最終コーナーで僅かに膨らんでしまい、結果は1分09秒935と、暫定5番手のタイム。

 続いて結果が期待されたビルヌーブがコースイン。ところが1コーナーで手痛いミスを犯し、大きく膨らみタイムロス。結局最後までリズムに乗り切れず、最終コーナーもコースをはみ出してしまい、1分10秒618とタイムを伸ばせずに終わった。汚れた路面コンディションに、その他のドライバーも同様のミスを犯したこともあって、最終的にビルヌーブは12番手に踏み留まった。バトンは7番手と、今季6戦中5回目となるトップ10内のグリッドを獲得した。ポールポジションは、M・シューマッハ(フェラーリ)だった。


中本修平 エンジニアリング・ディレクター Honda Racing Development
「実を言うともう少し上のポジションを期待していました。しかしながら、これまでの走りを見る限り、マシンに競争力があることは分かっていますので、明日は間違いなくポイントを獲得出来ると思います。」

ジェンソン・バトン
7番手 1分09秒935
「どのコーナーもオーバーステアが強かったから、その割には上手く行ったと思うよ。コントロールを失うギリギリのところで走っていたから、あまり綺麗な走りとは言えないけどね。コース上はグリップが不足していたけど、全力でプッシュしたんだ。ちょっと頑張りすぎて、最終コーナーでは膨らんでしまった。今週はマシンバランスを決めるのにてこずっていて、予選の走りを見ても、まだ完璧じゃない事が分かるよね。とは言え、これまでのところ、競争力は十分あるので自信はあるよ。7番手スタートならチャンスはある。今日も色々とハプニングがあったから、明日の表彰台も全く不可能と言うわけじゃないと思う。まあ、色々と予想しているよりも、結果を乞うご期待だね。」

ジャック・ビルヌーブ
12番手 1分10秒618
「今朝、古いタイヤで走った時は素晴らしかったけれど、午後の新品タイヤでは、それを上手く使い切ることが出来なかったよ。それを何とか挽回しようとしたけれど攻め過ぎて、最初のコーナーで大きなミスをしてしまった。でも、失敗の大きさからすると、この12番手は悪くないよね。レースセットアップでは、とても速いのが分かっているので、多分OKだと思うよ。僕もその中の1人なんだけど、今日はドライバーの多くが攻め過ぎだよ。もしもタイヤを温存しようとアウトラップをスロースピードで走ると、タイヤを充分に暖めることが出来ないんだ。そのバランスがとても難しくて、結局そこを間違えたドライバーがミスを犯しているんだよね。ここはオーバーテイクするには良いコースなので、楽しいレースが出来ると思うよ。今回のグリッドポジションは、本来のマシンスピードを反映したものではないからね。ここのレースの1周目はいつも波乱含みで、そこを乗り切ったドライバーは最後までレースを楽しめるんだ。もちろん、僕もその中の1人でありたいね。」




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