サンマリノGP2日目予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジャック・ビルヌーブが7番手、ジェンソン・バトンが9番手のグリッドを獲得。開幕戦オーストラリアGP以来の好ポジションから、明日の決勝レースをスタートすることになった。
天気予報通り、2日目のイモラは曇り空模様。午前9時の時点で、気温13C、路面温度15Cと、昨日の数字を大きく下回った。午前中のフリー走行では、B・A・R Hondaの2台はほとんどトラブルフリーで計74周を周回。ジャック・ビルヌーブが9番手、ジェンソン・バトンが12番手のタイムだった。フリー走行後、B・A・Rテクニカルディレクターのジェフ・ウィリスは次のように語った。「予想よりずっと低い気温だったけれども、順調なセッションだった。ロングランをこなして、タイヤの選択も迷わず出来た。午後もそれほど気温は高くないだろうが、予選とレースに向けての準備は万端だよ。」
午後2時の2日目予選開始時間になると、空からは今にも雨粒が落ちてきそうな天候となった。2番手に出ていったJ・フェルスタッペン(ミナルディ)が、アタック中にクラッシュし、5分間の赤旗中断となる。その後B・A・R Honda勢の順番が近づくにつれて陽光が射し、それにつれて路面温度も上って行った。30C近くまで路面温度が上れば、コンディションとしては申し分ない。
そして開始後40分にビルヌーブがアタックに出て行く。第1区間は23秒639。K・ライコネン(マクラーレン)を抜いてその時点でのタイムをマーク。続く第2区間でもトップタイムを維持。そのまま行けば暫定ポールポジションだったものの、最終区間で僅かにタイムロスし、トップに僅かに100分の12秒及ばず1分23秒160。この時点の暫定2番手につけた。
次のジェンソン・バトンも第1、第2区間と好調で、暫定トップのライコネンをコンマ018凌ぐトップタイムで通過。だが最終区間でタイムロスを喫し、フィニッシュラインに到達した時のタイムは1分23秒381の暫定4番手となった。その後、上位5人がB・A・R Honda勢を上回るタイムを出したものの、ジャック7番手、ジェンソン9番手で、共にトップ10内のグリッドを確保した。ポールポジションはM・シューマッハ(フェラーリ)。地元イタリアのファンの前で、開幕戦以来のポールを獲得した。