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F1ブラジルGP予選トップ10ドライバーコメント

2016年11月13日

 2016年F1第20戦ブラジルGP予選トップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1位

 今週末はずっといい感触を持っている。今日は予選のすべてのセッションでトップに立ち、走行するたびにタイムを見つけていった。すごく満足している。


 ここはシーズン中、全長が最も短いサーキットのひとつだから、ほんの少しのマージンでも大きな差につながるんだ。

2016年第20戦ブラジルGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2016年第20戦ブラジルGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 完璧にまとめるのがすごく難しいコースだ。たとえば、今週末、セクター1は常によかったのに、予選ではうまくやれなかった。ラップが短いから、最初のフライングラップに向けてタイヤの準備をするのも楽じゃない。つまり最初の3つのコーナーはタイヤがちゃんと温まっていない状態で走ることもあるんだ。


 忍耐力を持って、あちこちで攻めすぎないようにしなければならず、そのへんをいいバランスで走る必要がある。


 今週末は、すべての面で、そしてどんなコンディションでも、自分はいい状態だと感じる。完璧な形で準備を整えて明日に臨むつもりだ。その上で展開を見ていく。


 ここでポールを取ったのは今回で2回目にすぎない。いつもこのサーキットでは苦労してきた。だからこそ、今日はトップに立ててうれしい。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位

 神経が張りつめるような予選だった。1周ごとにタイムを更新することができて、いい感触を持ち、とてもいい流れになっていた。いいバランスもいいリズムも見つけ、すべてが本当にいい状態だった。


 最後のランでもまたタイムを更新することができたが、最終的にルイス(・ハミルトン)の方が少し速かった。でももうそれは終わったことだし、明日戦って手に入れられるものはいくらでもある。この位置からでも間違いなく優勝は可能だ。


 スタートには常にチャンスがあるし、戦略を使うこともできる。明日は面白いレースになるだろう。


 今朝試したロングランもすごくよかったから、ブラジルの素晴らしいファンの前でいいレースをするのを楽しみにしている。


(FIA記者会見で「インテルラゴスではスタート直後にアクシデントが発生するリスクが比較的高いから、それなりのポジションで1周目を終えられたらほっとするのではないか」と聞かれ)そんなことは全然考えてない。ターン1でルイスをつかまえるために攻めていくつもりだ。そういうプランだよ。ターン1までの距離が短いから簡単ではないだろうけど、全力を尽くす。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=3位

 今日は昨日よりはすべてが正常な感じがしたし、マシンにも比較的満足できた。気温が下がったことが皆の助けになった。昨日はコース上がすごく暑かったんだ。


 正直言って、最後のラップの感触はそれほどよくはなかった。最初のふたつのコーナーでフロントがスライドし、ミドルセクターで苦労して、1周をうまくまとめるのが難しかった。前のラップよりいいことは分かっていたけれど、理想的な出来ではなかった。なのに3番手のタイムだったから、うれしい驚きだ。


 メルセデスとのギャップは大きすぎるけど、今日はとてもうまくやれたので、この結果には満足していいだろう。マシンにはポテンシャルがあり、僕らはいるべき位置に近づいている。


 明日はベストを尽くしていくだけだ。天候がどうなるかは予想できないし、状況はあっという間に変わる可能性があるからね。 
  

2016年F1第20戦ブラジルGP キミ・ライコネン
2016年F1第20戦ブラジルGP キミ・ライコネン

 予選の間ずっと、ミドルセクターのいくつかのコーナーで苦労していた。トップのチームに比べるとダウンフォースが不足している。最初のふたつのコーナーではタイヤがなかなか温まらず、ミドルセクターでも満足いく走りができなかった。でもまあいい。そのラップで3位が取れたんだから。


 僕からすると最後のラップはきわめて平均的な出来だった。それでも3番手だった。メルセデスとの差は大きすぎるから、僕らが完璧なラップを走れていたとしても、届かなかっただろう。


■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=4位

 最後のラップには少しがっかりした。これじゃ誰かに抜かれてしまうと思ったから、キミ(・ライコネン)に負けたことには特に驚かなかったよ。


 おかしなセッションだった。Q1とQ2ではいい感触を持てたのに、その後は新品タイヤのグリップにあまり満足できなかった。セクター2でリヤが滑るような感じになったから、分析して原因を突き止めたい。


 あと少しで3番手だった。ドライコンディションでは現実的に考えて僕らにとっては3番手が手が届くベストの位置だ。そういう意味で今日の結果はかなりよかったと思う。フェラーリの2台の間に割って入ったから、明日は楽しいレースになりそうだ。天気が変わったら特に面白くなる。

2016年第20戦ブラジルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2016年第20戦ブラジルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 予選で雨が降らなくてがっかりだ。雨粒が少し落ちてきたけれど、僕らに有利なコンディションに変わるほどではなかった。でも明日はもう少し本格的に雨が降りそうだから、それを楽しみにしていよう。


 ウエットコンディションではライバルたちと比べて僕らのグリップレベルは高くなるはずだ。ロングランペースもよさそうから、うまくスタートを決められれば、いいレースができる。


 明日のレースで僕は自分に可能な最高のパフォーマンスを発揮してできるだけいい結果をチームのために持ち帰るつもりだ。


(マックスがメキシコGPスタート直後にニコ・ロズベルグに接触したこともあり、メルセデスのボス、トト・ウォルフがヨス・フェルスタッペンに電話をして、ロズベルグとルイス・ハミルトンのタイトル争いの行方を左右するような行動は避けるよう、息子に指示してくれと頼んだという報道に関し)メルセデスがレッドブルと話をしたことを僕は大して気にしてない。ニキ(・ラウダ)が僕らのホスピタリティに来ていたけど、僕らのところで提供している食事や飲み物が好きなだけだよ。すごくおいしいからね。彼はオーストリア出身だから、自分の国の飲み物が欲しかっただけだろう。 


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=5位

 Q3最後のランは理想的ではなかった。3位になることは可能だったと思う。でも最終コーナーを少しコンサバに行ってしまった。全体的にはいいセッションだった。マシンの挙動はよかったし、最後にもう少しタイムを引き出すことも可能だったと思う。


 昨日はシングルラップに関してはあまり強くなくて苦労していたけれど、ロングランではとてもよかった。だから明日もしドライであれば、それなりにいい状態で戦えるはずだ。

2016年F1第20戦ブラジルGP セバスチャン・ベッテル
2016年F1第20戦ブラジルGP セバスチャン・ベッテル

 メルセデスも昨日ロングランでかなり速かった。もちろん彼らについていくつもりだけど、一番のライバルとなるのはレッドブルだろう。今日レッドブルのペースは僕らとほぼ同じだった。僕らはだいたい予選よりも決勝の方が強いから、明日いい仕事ができることを願っている。明日雨が降れば、誰もが今週末初めて走るコンディションになる。でも少なくともレインタイヤが十分あるのは確かだね。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=6位

 6位というのはまあまあの結果かな。でも、Q1からQ2にかけて進歩したから、Q3での自分のラップには少しがっかりした。自分自身の中で、うまくバランスを取ることができなかったんだろう。ここは手ごわいコースだし、全長が短いから、ひとつのコーナーでミスをすると、そこで失った時間を取り戻すのが難しい。
 セクター1はうまくいったと思うが、少しコンサバすぎたかもしれない。2、3のコーナーで、タイムを稼ごうとして攻めたというより、ミスをしないよう心がけた。ドライコンディションの予選ではフェラーリと接戦になると分かっていた。実際僅差だからこそ少し悔しい。でも今日のことから学習し、明日はそれを生かしていいレースをしたい。


 これだけ接戦だと楽しいけど、競っているグループの一番下というのは楽しくない。今週はずっと天気予報で日曜に雨になる可能性が高いと言っているから、それが当たることを願っている。状況に多少変化が加わるかもしれないし、そうであれば皆がわくわくできるような戦いをいて、ファンにいいレースを提供したい。明日雨になったらかなり楽しくなりそうだ。  


■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 予選=7位

 ここ2戦ではQ1敗退が続いて苦労していたから、Q3に戻ってくることができてよかった。新しいブレーキを試してみて、できるだけうまく使いこなすことに集中していた。フィーリングは最初から良く、コース上の気温が下がったことも大きな助けになった。
 これから先、まだ改善の余地はたくさんある。何をすべきかについて常に学んでいるけれど、今日のQ3進出はまったく期待していなかった。けれども全体的に見ると、うまく仕事をまとめあげられたとき、僕らにはかなりの速さがある。励みになるよ。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=8位

 8番手には満足しているし、これが今日の限界だったと思う。チェコ(セルジオ・ペレス)が僕のすぐ後ろにいて、つまりそれは僕らが良い位置からスタートできるということだ。


 Q3の終盤のラップは、最終コーナー出口は素晴らしいものではなかったけれど、それなりにクリーンで整ったものだった。最終コーナーでは今週末ずっとてこずっている。


 明日に向けて良いマシンを手にしていると思うから、ポイントを獲得するための仕事をしっかりこなす必要がある。昨日のロングランは期待を感じられるものだったが、天候がどうなるか、様子を見ていかなくてはならない。今の感じだと曇り空に少しの雨と、今日と似たような天候になりそうだね。雨が多く降るようだったら、間違いなく状況に変化がもたらされるだろう。ここではドライだと、オーバーテイクがかなり難しいからね。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=9位

 フリー走行から予選までの間に大きな進歩があり、その結果、Q3進出を果たせた。セッションは特にQ1が接戦で、進出と敗退の差がとても小さかった。ここは短いコースで、どんなミスでも大きな違いを生むから完璧なラップをまとめ上げる必要がある。


 ニコ(・ヒュルケンベルグ)との差はほんのわずかだった。午後はずっとコンマ数秒差だったが、最終的には僕が及ばなかった。最終コーナーで小さなミスがあり、それがタイムに影響した。つまり本来ならもう少し速く走れたはずだった。


 全体的には、今日の仕事に満足していいと思う。速いマシンを何台か背後に抑えられたし、レースでも強さを発揮できると信じている。明日の天候が何をもたらすのかに、注目していないとね。


■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=10位

 今日は走っていて本当に楽しかった。マシンを信頼して走ることができたんだ。昨日のように気温が高い状態より、今日の気温が下がったコンディションの方が僕らのパッケージには合っているようだ。今日はマシンの力をすべて引き出した。


 FP3ではペースがすごくよかったわけではないので、セッション後、少し心配していた。さらにジェンソン(・バトン)がQ1で敗退するのを見て、ますます心配になった。「僕らにとっていい土曜日にはならないみたいだな」と思ったんだ。でも幸い僕のマシンは、予選で使ったオプションタイヤ5セットすべてで素晴らしい挙動を見せてくれた。


 マシンがいいパフォーマンスを発揮し続け、走るたびに0.1秒ずつ縮めていくことができ、限界を少しずつ削っていった。
 昨日は(トラブルの影響で)走行時間を失ったけれど、それが明日の決勝で大きく影響しないことを願っている。皆、ロングランを試したけれど、その時のコンディションは(明日とは)全く違うものだからね。明日は雨が降る可能性があり、さらに気温が下がりそうだ。トップ10からスタートできるのはいいことだよ。


(ウイリアムズ2台に勝ったことについて)ウイリアムズが2台とも(Q2で)敗退したのには少し驚いた。でも明日は彼らはかなり強力だと思う。僕らにとって大きな脅威になる。


 決勝でどこを目標にするかは、雨が降るかどうかに大きく左右される。それによって僕らがポイント圏内に入れるかどうかが決まるだろう。


 ウエットコンディションなら彼らに勝てる。でもドライなら難しくなるだろう。



(AUTOSPORTweb)




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