F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

フェラーリ、王座への挑戦をあきらめない「スペインでは新エンジンが力になる」

2016年5月3日

 ロシアGPではセバスチャン・ベッテルが、またもスタート直後のクラッシュで“被害”を受け、話題を集めたフェラーリ。チーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネは、この結果が2016年F1シーズンにおいて最低の成績でなければならないと考えている。 


 キミ・ライコネンはメルセデスのふたりのドライバーに大差をつけられての3位。前述のとおりベッテルは不運な事故に巻き込まれ、リタイアを喫した。予選でのタイムはライコネンがトップから0.7秒、ベッテルが1.2秒遅れとなっていた。


 フェラーリに発生したトラブルについてアリバベーネは弁解を避け、これ以降はミスを防いでいきたいと語っている。今後はチームがより得意とするバルセロナやモナコのようなコースになること、またソチで投入した内燃機関のアップグレードが効果を発揮することで、事態は改善するという。メルセデスとの差に驚かされたかとの質問に対し、アリバベーネは以下のように答えている。


「このコースでは予想できていたことではあるが、こんなことはもう二度と起きてほしくない。まず、我々がミスを犯すようなことがあってはならない。それから、今後はより良いパフォーマンスができるようになると確信している。これから走るコースの要素や、消費したトークンの数が根拠だ。これらがロシアのコースより、スペインで我々の助けになってくれるだろうことを、うれしく思っている」


 フェラーリの抱える問題が、シーズンを困難なものにしていることを認めはしたが、アリバベーネはチームが掲げる「チャンピオンをかけて戦う」との目標をあきらめてはいない。157ポイントを獲得してコンストラクターズ・ランキングでトップにつけているメルセデスに対し、フェラーリは76ポイント。ライコネンはトップのニコ・ロズベルグから57ポイント差で3位となっている。今シーズンは劣勢のフェラーリの現状について、アリバベーネはこう語る。 


「今シーズンのF1において、我々は楽に勝利を手にできるようなチームではなく、大きな挑戦をするチャンスを探っているところだ。(これまでの週末に)起きてしまったことはレースの一部だ。セバスチャンのソフトウエアと、キミのターボに問題があった。けれども、これらのミスには人的ミスが常に隣り合わせになっているので、ただ不運だとは思っていない」


「こういったトラブルがシーズン中盤や終盤に出てくるよりは、いまの時期に出ていたほうがいい。だが同じことがもう二度と起こらないようにしなければならない。チャンピオンシップを考えると、チームにあきらめてほしくないし、チームもあきらめるつもりはない」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

6/21(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/22(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/23(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号