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新車分析/メルセデスW07:大きな吸気口の理由を考える

2016年2月22日

 技術ウォッチャーの世良耕太氏が、チャンピオンチームであるメルセデスの新車をワンポイント解説。W07の画像はテストに先駆けて2月21日に公開され、22日からスタートしたバルセロナ合同テストで走り始めている。ここでは2015年型との比較から、ニューマシンの狙いを探ってみよう。

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 メルセデスW07で最も目を引いたのは、大開口のインダクションポッドだ(下写真:矢印)。2015年のトロロッソSTR10が採用したコンセプトと同様で、サイドポンツーンをコンパクトにするのが狙いだろう。

2016年:メルセデスW07

(c)Mercedes



2015年:メルセデスW06

(c)Mercedes



 2015年のW06ではサイドポンツーンに収まっていた熱交換機の一部を、W07はサバイバルセルの背後に置くことで、サイドポンツーンをコンパクトにした。その証拠に、搭載が義務づけられているクラッシャブルストラクチャーの飛び出し量が大きくなっている(写真1枚目:右側の矢印)。

 W07が持つ逆V字形の仕切りはロールフープの構造も兼ねているのだろう。中央がエンジン、左右は何らかの熱交換機用ではないか。大開口のインダクションポッドを持つとリヤウイングに向かう空気の邪魔になるし、重心も高くなるが、それよりもサイドポンツーンをコンパクトにし、側面に沿ってリヤに流れる空気が増えたほうが車両トータルの性能にメリットがある。そう判断して採用したのだろうか。

(世良耕太/Text : Kota Sera)




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