最新記事
- ブラジルでF1の放映権争いが勃発。大手テレビ...
- 【全ドライバー独自採点&ベスト5/F1第20戦...
- アロンソ、ブラジルでもメディアデーを欠席。...
- ランキング3位に落ちたレッドブル。代表はシ...
- 角田裕毅に求められるマインドセット。戦い方...
- 【F1第20戦無線レビュー(2)】ふたつ目のペ...
- ローソンがペレスへの侮辱行為を謝罪。レッド...
- ドライビングガイドラインの方向性について「...
- 【F1第20戦無線レビュー(1)】母国レースの...
- フェルスタッペン、メキシコではレースペース...
- 2024年F1第21戦サンパウロGP TV放送&タイム...
- ホンダとアルピーヌ、F1コストキャップ規則手...
【決勝無線】勝てるチャンスとロズベルグの打算
2015年7月30日
ニコ・ロズベルグのタイヤ選択が議論を呼んだハンガリーGP。ルイス・ハミルトンを意識して「同じタイヤにしたい」と言った無線が流れたため、ドライバーが判断を誤ったと思われたが、実際には残り周回を考えた微妙な判断だったようだ。ロズベルグには「勝利を投げ捨てた」という非難まで浴びせられたが、本当のところはどうだったのか、無線の会話から探ってみよう。
・・・・・・・・・・
「僕もプライムタイヤに換えたい!」
36周目、ニコ・ロズベルグがレースエンジニアのトニー・ロスに訴えた。ロスから「ルイス(ハミルトン)は君よりも先にピットインする可能性が高い。プライムに履き替える」と聞いて、数周後に迫っている次のピットストップに向けた相談だった。
しかし、ハンガロリンクでプライムとして用意されたミディアムタイヤは硬すぎ、オプションのソフトタイヤとは2秒ものペース差があった。そのため第2スティントでソフトを履いたハミルトンに対し、ミディアムを履いたロズベルグはレースペースで後れをとっていた。
「現時点でピットウォールとしては同意できない。いまはプライムでペースを上げてくれ。ルイスは7.5秒後方にいるが1周1秒速く、ほぼタイヤに起因する差だ。しかし我々も、もっとペースを上げる必要がある」
そもそもロズベルグが第2スティントでミディアムを履いたのは、最終スティントでソフトを履いて猛追するためだったのだから、チームがミディアムへの交換を拒否するのは当然だった。
ロズベルグはスタートで先行したフェラーリ勢に対して、最終スティントでミディアムとソフトの差を利用して逆転を狙っていた。しかしペースの上がらないロズベルグは首位セバスチャン・ベッテルから25秒以上引き離されてしまい、逆転は難しそうだった。そこでロズベルグは、選手権を争うハミルトンへとターゲットを変更したがったのだ。弱気と言うべきか打算と言うべきか、同じミディアムタイヤを履いて前に居座ってしまえば、抜きどころの少ないハンガロリンクで逆転される可能性はきわめて低くなるというわけだ。
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 362 |
2位 | ランド・ノリス | 315 |
3位 | シャルル・ルクレール | 291 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 251 |
5位 | カルロス・サインツ | 240 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 189 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 177 |
8位 | セルジオ・ペレス | 150 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 566 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 537 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 512 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 366 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
7位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 36 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |