2014年F1カナダGPの日曜決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはリタイアを喫した。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=リタイア
今日は全力を尽くした。自分はすごくいいレースをしたと思う。でも残念ながら今日は僕らの一日ではなかった。
これまでモントリオールは僕にとって相性のいいサーキットだったのに、今年は完走することができなくてがっかりだ。でもまだ今シーズンのレースはたくさん残っているから、運が向いてくることを願うよ。
今日はトラブルに見舞われ、僕にできることは何もなかった。パワーが低下し、それをしのいで何とか走っていたが、2回目のピットストップでニコ(・ロズベルグ)の前にやっと出たと思ったら、その直後、ターン10でブレーキが壊れた。
ニコは何とか走り切って2位を獲得したから、チームとしてはいい結果だったけど、僕個人にとっては辛い一日だった。シーズン2回目のリタイアだから、このポイント差を何とか挽回しなければならない。でもこれも経験の一部だ。
僕はずっと彼(ロズベルグ)の後ろを走っていた。誰かの後ろで走っていると、熱を受けることになる。彼はトップでずっとクリーンエアの中で走っていたけどね。
僕にできることはほとんどなかった。トップに立った時には温度が上がり切っていたんだ。
セカンドスティントで僕らにトラブルが起こっていることは分かっていた。でもなんとか走り切れると思った。ピットストップで彼の前に出た時、「ついにやった。最高!」って思った。そしたらそのラップですぐにブレーキが壊れたんだ。
今後はもうリタイアをしないで済むよう願っている。(リタイアした)開幕戦の後、僕は本当に頑張ってきた。そしたら2回目のリタイアだ。ニコはまだ一度もない。これからもプッシュして、もっと強くなる。
ダニエル(・リカルド)におめでとうと言いたい。素晴らしい走りでF1初優勝を挙げた。今日という日は彼にとって特別な日になるはずだよ。