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ピレリ、新タイヤ導入を断念。一部チーム同意せず

2013年6月14日

LAT

 ピレリは、予定を変更し、少なくともハンガリーGPまではタイヤのコンストラクションの変更を行わないことを決めた。

 今季何度かデラミネーションの問題が発生したことを受け、ピレリはカナダGPからモディファイしたタイヤを導入する予定だった。その後、新タイヤはカナダでテストが行われた後、イギリスGPから実戦に投入される見込みとなったが、天候の関係でカナダで十分なテストができなかった。

 さらに新タイヤの導入に対して全チームからの合意が得られなかったため、ピレリは当面、タイヤのコンストラクションへの変更は行わず、デラミネーション対策のためボンディングの手順を変更することを決めた。

 13日、ピレリは、イギリス、ドイツ、ハンガリーで使用するコンパウンドを発表、この3戦でコンストラクションを変更しない旨を発表した。

「ピレリは次の3戦、イギリス、ドイツ、ハンガリーに持ち込むP Zeroスリックのコンパウンドを発表する」とピレリのリリースには記されている。
「ピレリの当初の計画とは異なり、タイヤのコンストラクションは変更されない」

「新タイヤはカナダの金曜フリープラクティスに導入されたが、雨のために十分なテストがなされなかった。また、変更の導入に関して全チームからの合意を得ることもできなかった。そのために今回の決断に至った」
「そのかわり、タイヤ製造過程において変更を行い、デラミネーションの問題の解決を図った」

 次の3戦に持ち込まれるコンパウンドは、イギリスはミディアムとハード、ドイツはソフトとミディアム、ハンガリーはミディアムとハードであると発表されている。


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