ウイリアムズチームは、今週ヘレスで行われるF1合同テストで、ナレイン・カーティケヤンを走らせることを発表した。これにより、カーティケヤンは2006年のウイリアムズの第3ドライバー候補として浮上することになった。

　2005年シーズン末でミッドランド／ジョーダンチームを離れた28歳のカーティケヤンは、すでに決定しているレースドライバーのマーク・ウエーバーとニコ・ロズベルグのバックアップを務めるウイリアムズのドライバー候補として、これまでも名を挙げられてきた。今回のテスト起用によって、シート争いにおいてカーティケヤンはニコラス・キエーサらライバルたちより一歩先んじたといえるかもしれない。母国インドからのニュースでは、カーティケヤンのスポンサーのひとつであるタータが、ヨーロッパでの存在感を高めるために、カーティケヤンがチームにシートを確保するのを手助けするかもしれないといわれている。
　F3とニッサン・ワールドシリーズで優勝経験があるカーティケヤンは、3日間のへレステストの初日となる12月7日に、ウイリアムズチームに合流する。そして、ロズベルグと共に、コスワースエンジンを搭載する暫定シャシーFW27Cをドライブすることになる。チームの第3ドライバーの発表はまだ先となりそうだ。
「ナレインにはへレスで、通常のテスト業務の手伝いをしてもらう」とテクニカルディレクターのサム・マイケルは語った。「FW27Cの開発で、この段階では一連のシステムチェックと初期のセットアップ作業をするが、それが彼の仕事になるだろう」

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