今週末のベルギーGPで、ナレイン・カーティケヤンは初めてジョーダンEJ15Bを駆ってレースに出走する。前戦イタリアGPでは1台しかないBスペックカーにどちらが乗るかを決めるコイントスに負け、従来型のマシンをドライブしなければならなかっただけに、彼は新しいマシンに乗り換えるのを楽しみにしているという。
日曜日のレースを目前に控えて語ったカーティケヤンは、彼らから見て上位のライバル、つまりレッドブル・レーシングやザウバーとの差を縮めることができるかもしれないと期待を膨らませている。
「スパでは新しい車をドライブすることになっていて、進歩の予感にとても興奮しているよ」とカーティケヤン。「僕はF3時代にスパで勝ったことがあるし、このサーキットをいつでもエンジョイしている。それだけに、ここでEJ15Bをドライブするのが楽しみで仕方がないんだ。スパではモンツァよりもダウンフォースが大きいセッティングになるから、僕らの車は前回よりもずっとコンペティティブになるはずだ。うまくいけば上位のチームとの差を縮めることができるだろう」
一方、すでにモンツァでBスペックカーを使用し、トップから2周遅れの17位でフィニッシュしたティアゴ・モンテイロも、カーティケヤンと同様にスパでのレースを心待ちにしている。チームはようやく2台のBスペックカーを用意することができたため、今回は彼もまたEJ15Bに乗る。
「スパはおそらく僕のお気に入りのサーキットのトップ3のひとつだね」とモンテイロ。「あそこではとても気分よく走れるし、いい結果も残している。F3に乗っていたときに何度か勝ったことがあるんだ。ものすごくチャレンジングで難しいサーキットだけど、それと同時にシーズン中に訪れる他のどのコースともまるで違っている。スパを走るのはドライバーにとって素晴らしい楽しみだ」
「僕らの新しい車はイタリアよりもベルギーで真価を発揮すると思う。それにスパは1周がとても長いコースで、ブリヂストンタイヤがコンペティティブであることを期待している。スパでのレースをとても楽しみにしているよ」