レッドブル・レーシングは、スコット・スピードとの現在の契約を延長し、2006年の公式テストドライバーに起用することを明らかにした。
チーム代表、クリスチャン・ホーナーは次のように語った。「スコットの契約を2006年まで延長するというのは、当然の決断である。彼の今季GP2での活躍は印象深いものであり、テストや、カナダとインディアナポリスでサードカーをドライブした時の速さは、彼のポテンシャルを強く暗示するものだった」
「来季のチームの発展において、スコットの役割は非常に重要となるだろう。彼はここ何年もの間アメリカから出てきたドライバーの中でも最強のドライバーのひとりであり、彼がF1において自らの能力を発揮するための機会を提供できることは喜ばしい」
「彼はカートの選手権からF1までステップアップしたわけだが、これはレッドブルのアメリカにおけるF1ドライバー発掘活動が生んだ成功といえるだろう。このプログラムは、サポートとアドバイスを提供し、スコットのような有能なアメリカ人ドライバーをF1まで導く手助けをし、このプログラムがなければ得ることのできない機会を与えるために進められている」
一方、22歳のスピードはこうコメントした。「レッドブル・レーシングが僕との契約を延長する決定を下してくれたことは、当然のことながら非常に嬉しい。今季は僕にとって素晴らしいものだった。さらに来季も、そして願わくばその先の将来も、レッドブル・レーシングと共に前進していくことは、最高のチャンスとなる」
「僕はいつでも、F1レースに出場することを目標にしてきた。この夢がより一層現実味を帯びてきたんだ。まだまだ学ぶことはたくさんあるが、チームの皆、そしてチームメイトのデイビッド・クルサードがいてくれるので、学習に最適な環境にいると言えるね」