ドイツGP最初の計時セッションはマクラーレンのアレクサンダー・ブルツが最速タイム。日本勢はBARホンダのジェンソン・バトンが4番手タイム、佐藤琢磨は9番手。トヨタ勢はリカルド・ゾンタが2番手、ラルフ・シューマッハーは10番手、ヤルノ・トゥルーリは12番手となった。
F1サーカスは7月の厳しい連戦の3戦目となるドイツGPに突入。ミナルディのレギュラードライバーは、パトリック・フリーザッハーの代わりにジョーダンのサードドライバーだったロバート・ドーンボスが務める。これによりジョーダンのサードドライバーは前ミナルディのドライバーであったニコラス・キエーサ、レッドブルはビタントニオ・リウッツィ、トヨタはリカルド・ゾンタ、マクラーレンはアレクサンダー・ブルツが走行する。
天候は晴れ、気温21度、路面温度27度、湿度57%というコンディションでフリー走行1回目は開始された。セッション序盤はいつものようにサードドライバーが走行を重ねる。開始9分後、リカルド・ゾンタが最初にフルラップ走行を行い1分24秒730をマーク。その後は、リウッツィ、キエーサ、ゾンタ、ブルツの4台が周回を重ねていきブルツの1分17秒199がトップタイムとなった。
セッション中盤に入るとフェラーリの2台がコースイン。ミハエル・シューマハーは1分17秒635、ルーベンス・バリチェロは18秒221のタイムをマークしていくが、ブルツのタイムには届かず。それとは対照的にブルツは積極的に走行を重ね1分15秒410で自らのタイムを更新し、15秒台をマークしていった。
セッション終盤近くになると、キミ・ライコネン、ファン-パブロ・モントーヤ、ヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハー、ジェンソン・バトン、佐藤琢磨といったドライバーも徐々にコースへと向かったが、結局さらにタイムを更新していったブルツの1分14秒277がトップとなり、セッションは終了した。以下ゾンタ、ライコネン、バトン、モントーヤというトップ5で、ブルツとゾンタが14秒台。ルノー勢はインスタレーションラップのみの走行で最初のセッションを終えている。