F1ヨーロッパGPは金曜午後のフリー走行2回目が行われ、マクラーレンのサードドライバー、アレクサンダー・ブルツが1分30秒623で初日トップタイムをマークした。2位にはトヨタのサードドライバー、リカルド・ゾンタ。3位にウイリアムズのニック・ハイドフェルドがつけ、初日のセッションは終了した。
ヨーロッパGPの舞台となるニュルブルクリンクは気温29度、路面温度50度、湿度29%。1時間のフリー走行2回目は14時にスタートが切られた。
セッション開始5分、まずブルツが1分33秒807をマークしトップに立った。するとその3分後にハイドフェルドが1分31秒613のタイムでトップに躍り出る。
セッション中盤、マーク・ウェーバーが3速右コーナーのターン11でコースオフしグラベルへ。ウェーバーはそのままマシン降りることとなった。そして、午前のセッションで好調な走りをみせていたミハエル・シューマッハーも、5周の走行のみ走行終了してしまった。終盤に差し掛かると、ハイドフェルドがピット入り口でストップし、マシンを自ら押しながらエスケープゾーンからピットへ戻る事になった。その後終了1分前に、午前のセッションでトップをマークしたブルツが1分30秒623のタイムをマークしてトップに躍り出た。
そのままフリー走行はチェッカーとなり、以下ゾンタ、ハイドフェルド、ファン-パブロ・モントーヤ、キミ・ライコネン、ウェーバー、ルーベンス・バリチェロ、フェルナンド・アロンソ、ジャンカルロ・フィジケラ、ラルフ・シューマッハーと続きここまでがトップ10。
区間タイム最高はセクター1がゾンタ、2、3がブルツだった。ヨーロッパGPから復帰したBARホンダの佐藤琢磨は15位。ジェンソン・バトンは16位で初日のセッションを終えている。