F1第7戦となるヨーロッパGP初日のフリー走行1回目がニュルブルクリンクを舞台に行なわれ、マクラーレンのサードドライバー、アレクサンダー・ブルツがトップタイムをマークした。2位にはフェラーリのミハエル・シューマッハー、3位にトヨタのサードドライバー、リカルド・ゾンタが続いた。
天候は快晴、気温26度、路面温度39度、湿度37%というコンディションでヨーロッパGPは開幕した。BARホンダの2台がスペイン、モナコ以来となる2戦ぶりの復帰を果たし、ジョーダンのサードドライバーはロバート・ドーンボスに代わってルノーからのレンタルでフランク・モンタニーがつとめる。
セッション開始10分、まずはゾンタがアタックし、1分35秒368のマークすると、続けてブルツが1分34秒592のタイムを叩き出してトップに浮上した。
その後セッション開始31分になり、クリスチャン・クリエンがブルツの100分の8秒差となるタイムをマークして2位につけると、クリエンは周回を重ねる毎にタイムを縮めていき、4周目に1分33秒272をマークしトップに躍り出る。しかし、セッション序盤ではピット内ツールボックスの上で胡坐していたミハエル・シューマッハーがコースインすると、1分32秒796のタイムをマークしトップに浮上した。
セッション終了7分前になると、ブルツが1分31秒732のタイムを叩き出し、ミハエルをパスしてトップに。その後もブルツはタイムを縮め、1分31秒670まで更新したところで、フリー走行1回目は終了した。
以下2位ミハエル、3位ゾンタ、4位ファン-パブロ・モントーヤ、5位ルーベンス・バリチェロ、6位キミ・ライコネン、7位ニック・ハイドフェルド、8位マーク・ウェーバー、9位クリスチャン・クリエン、10位ラルフ・シューマッハーというトップ10。BARホンダ勢とルノー勢はノータイムに終わり、BARホンダ勢のエンジンはサンマリノGP時のものを使用している。
区間タイムは全区間ブルツがトップ。セッション終了時の気温は28度、路面温度は44度だった。