レッドブル・レーシングは、モナコGPで、『スターウォーズ』とタイアップして大々的な相互プロモーションを行い、最新作の『シスの復讐』を宣伝することになった。

　計画はまだ内密にされているが、映画に出演するスターたちがサーキットを訪れることが予想され、ドライバーたちは突撃隊員のユニフォームを模した特別なスーツを着用するとウワサされている。
　ジョージ・ルーカス監督は、レース愛好家として知られており、実際のところ、駆け出しの頃に、ジョン・フランケンハイマーの伝説的な映画『グランプリ』のアメリカロケを手伝っている。去年は、ジャガー・レーシングとジャッキー・スチュワートのゲストとして、バーレーンGPを見に訪れた。ルーカス監督は、自分でもレース活動に手を出しているが、F1チームの買収を真剣に検討したこともあると言われている。
　去年、ジャガー・レーシング（レッドブル・レーシングの前身）は、モナコで映画『オーシャンズ12』とのタイアップを行った。このコラボレーションによって、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンらのスターがピットを訪れた。
　チームはコース上でも散々な週末を過ごすことになった。クリスチャン・クリエンがバリアにクラッシュし、そのせいだと思われるが、R5のノーズに埋め込まれていた別のスポンサー、シュタインメッツの貴重なダイヤモンドが紛失した。マーク・ウェーバーは、エンジントラブルに悩み続け、決勝でも序盤のうちにエンジンが力尽きてしまった。
　レッドブルの“帝国”は、今回こそ逆襲するかもしれない……。

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