F1第5戦スペインGPは日曜午前に予選2回目が行なわれ、予選1回目に3位につけていたキミ・ライコネンがサンマリノGPに続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。2位にはウイリアムズのマーク・ウェバー。地元で今季4勝目を狙うルノーのフェルナンド・アロンソは3位から決勝に臨む。
スペインGPの予選2回目は朝10時から天候は快晴、気温19度、路面温度25度、湿度57%でほぼ無風状態のなかでスタートした。まずは1番手にアタックした、パトリック・フリーザッハーが2分47秒759のターゲットタイムをマーク。
3番手アタックのティアゴ・モンテイロは2分40秒を切ったがストレートでエンジン・ブロー。左バンクからおびただしい白煙を吐いて1コーナー手前コース脇にストップした。続いてナレン・カーティケヤンがアタックに入ったものの10時06分に赤旗。カーティケヤンはスローダウンしてピットイン。コースマーシャルが直線に撒かれたパーツとオイルを処理し、セッションは10時14分に再開した。
セッション再開後最初にアタックしたカーティケヤンはモンテイロのタイムを0.19秒破ったが、その直後にジャック・ビルヌーブがカーティケイアンのタイムを2.7秒短縮した。そんななか次のグループのアタックの間までにもストレート部分のオイル処理は続いた。
7番手にファン-パブロ・モントーヤがアタックし、2分33秒472をマークしトップに浮上。10番手アタックのルーベンス・バリチェロは、前日の予選前にエンジンを交換しており、10番降格が決まってるためにアタックしなかった。続くジャンカルロ・フィジケラは2分32秒830でモントーヤを上回りトップに躍り出た。12番手ミハエル・シューマッハーは2分33秒551のタイムを叩き出しフィジケラ、モントーヤに次ぐ3位につける。続くウェーバーはフィジケラより1.1秒速くトップに。14番手ニック・ハイドフェルドも金曜日試走開始前時点でエンジンを交換、グリッド降格が決まっているため走行を見送った。
15番手ラルフ・シューマッハーはウェーバーの0.2秒遅れで2位につけた。16番手ライコネンはウェーバーのタイムを0.2秒ブレイクしてトップに立った。結局、このライコネンのタイムをアロンソ、トゥルーリともに破ることはできず、アロンソはライコネン、ウェーバーに次ぐ3位。トゥルーリは風(2・9m/毎秒)の影響を受けたかタイムが伸びず、5位で決勝を迎えることとなった。
ライコネンのポールポジション獲得はサンマリノに続いて2戦連続通算5回目。続いて2位ウェバー、3位アロンソ、4位ラルフ、5位トゥルーリ、6位フィジケラ、7位モントーヤ、8位ミハエル、9位デイビッド・クルサード、10位フェリペ・マッサ。決勝はこの後、21時(日本時間)スタートが切られる。