ルノーF1のエンジニアリングディレクターであるパット・シモンズが、サンマリノGPのウイナーとなったフェルナンド・アロンソは未来のチャンピオンであると、賞賛の言葉を注いだ。
　シモンズが称えたのは、現チャンピオンであるミハエル・シューマッハーからのレース終盤の追撃を阻止しきったアロンソの奮闘ぶり。シューマッハーは13番手グリッドから追い上げ、トップとの差を見る見る縮めるなど明らかに速い車を有していたが、アロンソはルノー車をしっかりとコントロールし、追い越しのチャンスを妨げた。
「技術のある二人、フェルナンドとミハエルが最終コーナーまで優勝を争うところを見られるなんて、すばらしい」とレース後に語るシモンズ。「ミハエルのこのレースでの速さは驚異的だった。フェラーリの復活は間違いない」
「そんな中でフェルナンドはやり合い、難しい条件下で優位をとってレースを制してみせた。今シーズンの彼の走りをずっと見てきて、あの走りは未来のチャンピオンのものだと思った」
　アロンソは3連勝を飾り、今年の栄冠をつかむためのルノーの旗頭となっているが、一方チームメイトのジャンカルロ・フィジケラは3戦連続のリタイアに見舞われている。

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