佐藤琢磨のマネージャー、アンドリュー・ギルバート-スコットは、佐藤はバーレーンGPには問題なく出場できるはずだと語った。
　佐藤は高熱のため、マレーシアGPを欠場、決勝日はサーキットのメディカルセンターで点滴を受け、レース中継を見ることさえできない状態だった。
　ギルバート-スコットは、クラッシュネットに対し次のようにコメントしている。
「彼は水曜日には元気だったんだ。だが、木曜の朝、軽い頭痛を訴え、体調は万全とは言えない状態だった。金曜の夜、少し熱が出て点滴を受けたが、全く心配するような状態ではなかった。私たちはこれでもう大丈夫だと思った。よくあることだが、エアコンか何かの影響でそういう風になったのだと思ったんだ」
「でも、土曜の朝、彼が電話してきて気分が悪いと言うんだ。体温は38.5度まで上がっていたので一日中点滴をした。血液検査も行った。土曜の夜、かなり気分はよくなったようだが、日曜の朝にはまた熱が上がってしまった」
「いずれにせよもう一回血液検査をする予定だったし、また点滴をした。血液検査の結果は全く問題なく、気分もかなり良くなったようだった。ただの風邪だったんだ。パドックには他にも何人か同じような症状の人間がいたようだ」
　佐藤は現在はバーレーンに気持ちを集中させているという。
「予定では、PRイベントのためにジャカルタに行くことになっていた」とギルバート-スコット。
「でも、体調の回復を一番に考え、ヨーロッパに戻った。今週はテストには参加しない予定だ。来週末に向けトレーニングをしているよ。次は問題ないはずだと思っている」

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