ウイリアムズのラルフ・シューマッハーが、アメリカＧＰで大クラッシュした後、２カ所の脊椎骨折を見逃されたとして、現地の医師に対し、怒りを露にしている。
　ラルフは背中に打撲傷を負っただけと診断されて、帰宅を許されたが、その後の検査で、実はもっと重傷であることが分かった。
　スカイ・スポーツは、この件についてラルフが激怒していると伝えている。
「インディアナポリスで、こんなケガをしたのに見逃された。信じられないね」とラルフ。「いくつも検査したのに発見できないなんて」
「そのまま様子も見ないで、次の日に僕が飛行機に乗るのを許可したんだ。頭にくるよ」
　ラルフは長期間にわたって欠場を強いられるものと予想されている。最悪のケースでは、今季中の復帰は不可能となるかもしれない。
　フランスＧＰでは代役はリザーブドライバーのマルク・ジェネが務める。ジェネは去年のイタリアＧＰでも、ラルフの代役を務めた。

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