チーム・ザウバー・ペトロナスはモナコGPで、スペインとマレーシアに続くポイント獲得を果たし、見事4ポイントを手にした。次に向かうのは今季初めて2週間連続で行われるヨーロッパGPだ。
フェリペ・マッサは、モナコで5位に入る好走を見せた後だけに一層次戦が待ち遠しいらしい。
「モナコで4ポイントを取れて本当によかった。チームもコンストラクターズ選手権の5位に上がれたしね」と、振り返るマッサ。「こうなるとニュルブルクリンクではこのポジションから落ちないよう、決して簡単なことではないが、頑張りたい」
「2002年にあそこでは6位に入ったし、僕にはいい思い出のあるサーキット。ザウバー・ペトロナスでチームメイトだったニック・ハイドフェルドとずっと並んで走り、ゴールは彼のひとつ前で入ったんだ。難しいとは分かっているが、今週末もあの時みたいなリザルトを手にできたらいいね」
「新しいニュルブルクリンクはとてもテクニカルで、特に第一コーナーはすごくいいと思う。自分の走るラインも選べるし。でも、進入口で追い越した相手に抜き返されないよう、出口はきれいに速く抜けることが大事だ」
僚友ジャンカルロ・フィジケラのモナコGPは、佐藤琢磨が駆るBARホンダのエンジン故障の余波でリタイアを強いられ、残念な結果に終わった。今週末は雪辱を果たしたいところだ。
「新しくなったニュルブルクリンクで1999年にF1初優勝を逃したことがあるんだ。ウエットコンディションの中、僕は大差でリードしていたのに自分の車のヘッドレストが取れてね、コントロールを失ってスピンしてしまった。でもそれ以降あそこでは、何度かポイントを獲っているよ」とフィジケラ。
「いいサーキットだ。リズムがあって流れるように走れる。特にチャレンジングという要素はないけど」
「2週間前のC23のシルバーストン・テストはとてもうまくいった。マシンセットアップをより理解できたし、自信を持つことができたから、きっと今回の役に立つだろう。今の自分の状態は、シーズン開幕前の予想通りで、とても落ち着いているよ」