トヨタのクリスチアーノ・ダ・マッタが、イモラでの最後のプレシーズンテストを終え、「新車のためにもう少し時間が欲しかった」と、準備の遅れに懸念を表した。

　今週イモラでテストを行なったすべてのチームと同様、トヨタも悪天候によってテストが思うように進まなかった。とりわけ最終日は、大雨と凍てつくような低温で最悪のコンディションとなった。
　ダ・マッタは、３日間のテストを振り返って、次のようにコメントした。「今週イモラで、オーストラリアでの開幕戦前最後となるテストを３日間に渡って行なったが、ひどい天候に見舞われ、普段なら行なえることがかなり行なえずじまいだった。十分走り込めたのは、唯一水曜日だけだったため、予定していたテストがいくつか残ってしまった。新車のためにもう少し時間が欲しかった。こうなったら、来週のメルボルンで、僕たちが他のチームと比較してどれぐらいの位置にいるのか直接見るしかないね」
　僚友のオリビエ・パニスも、３日間のテストに不満を抱いている。パニスは火曜日と水曜日にマシンをドライブし、合計９３ラップを周回。ベストラップは１分２４秒３６５だった。「今週のイモラでのテストには喜べないね」とパニス。「僕たちは、来週のオーストラリアでの開幕戦が始まる前までに、ＴＦ１０４をしっかり調整しておくつもりだった。しかし、まったく不安定な天候で、難しい問題がいくつか残ってしまった」

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