P10から優勝のフェルスタッペン、チームの冷静な対応に感謝。ハードタイヤスタートを急きょ取りやめ戦略変更/F1第13戦
2022年8月1日
2022年F1ハンガリーGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは10番グリッドから今季8勝目を挙げた。
予選Q3でパワー関連のトラブルが発生し、10番手に終わった後、チームはフェルスタッペンのパワーユニットに新エレメントを入れることを決めた。ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kの3基目、エキゾーストシステムの6基目が入れられたが、すべてシーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティ対象ではない。
ソフトタイヤスタートで、フェルスタッペンは序盤順調にポジションを上げ、5番手に浮上した後、1回目のピットストップを行った。21周目にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、カルロス・サインツ(フェラーリ)に続く4番手に。38周目にピットストップをした後、42周目にはルクレールをパスしたが、最後から2番目のコーナーで突然360度スピン、ルクレールに抜き返された。しかしフェルスタッペンはほとんどロスなくレースを続行、45周目にルクレールを抜いて3番手、サインツのピットストップで48周目に2番手に上がり、51周目にハミルトンのピットストップでトップに立ち、背後から脅かされることなく勝利を飾った。
ポイントリーダーのフェルスタッペンは、ドライバーズ選手権において2位ルクレールとの差を80点に拡大した。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位
10番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ミディアム
10番手から優勝するなんて、クレイジーだよね。しかもここはオーバーテイクがとても難しいサーキットなのに。
今日はすべての判断を正しく行い、何度かうまくアンダーカットを成功させた。全体的にチームとして素晴らしい仕事をしたと思う。僕にとってベストレースのひとつであることは間違いない。ちょっとした360度スピンはあったけどね!
リードを築けていることもとてもうれしい。でももちろんこれからもプッシュして、もっと優勝する必要がある。
(レース後の会見で語り)この結果は誰も予想していなかった。ただ、レース前に、冷静に戦おうと話し合い、そのとおりのことをした。すべて正しい判断をしたよ。1周目は他のマシンに囲まれて大変な状況だったけれど、トラブルには巻き込まれなかった。その後、何度かオーバーテイクをし、正しいタイミングでピットに入り、正しいタイヤを装着した。シャルルがハードタイヤで苦しんでいたから、アタックしようと決めたけど、360度スピンをしてしまった。あれはちょっと不運だったけどね。でも冷静にポジションを取り戻して、ギャップを広げていった。
実はハードタイヤでスタートする計画を立てていたが、ソフトタイヤでグリッドに向かった時にグリップに苦しんだから、「ハードタイヤでスタートするのはあり得ない」って言ったんだ。
チームはハードタイヤスタートで戦略を立てていたのに、僕が「ソフトにしよう」と言ったわけだ。うまくいったのはチームのおかげだよ。自分たちの仕事にとても満足している。ハードタイヤはかなり厄介だった。それはシャルルを見れば分かるよね。ソフトでスタートすると決めた後には、(ハードタイヤのことは)全く検討しなかった。良い選択をすることは簡単なことではない。でも僕たちチームには優れたスタッフが大勢揃っている。今日は戦略担当のハンナ(・シュミッツ)がものすごく冷静に対処してくれた。彼女はとても優秀だ。
(autosport web)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 362 |
2位 | ランド・ノリス | 315 |
3位 | シャルル・ルクレール | 291 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 251 |
5位 | カルロス・サインツ | 240 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 189 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 177 |
8位 | セルジオ・ペレス | 150 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 566 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 537 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 512 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 366 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
7位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 36 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 14 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |