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F1ロシアGP予選トップ10ドライバーコメント

2017年4月30日

 2017年F1第4戦ロシアGP、予選トップ10に入ったドライバーが予選日を振り返った。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=1位

 最高だ。ただこのひと言だよ。昨日も今朝も、とてもいい走りができたし、マシンは素晴らしかった。だから、今日のこの結果には特に秘密はない。マシンを理解すれば、リズムを見つけられるし、何を期待できるかも分かる。それだけのことだ。


 メルセデスとの戦いは激しくなると分かっていた。逆の結果になったかもしれない。でも結果的にフロントロウを独占できたから本当にうれしいよ。


 予選をいい形でスタートしたが、Q2ではリズムを少し失った。Q3での最初のランはうまくまとまらなかったから、最後のランに賭けた。


 この数年、メルセデスは完璧な仕事をしてきた。だから今日の結果は大きな意味を持つ。メルセデスを破ったことは、チームにとっても僕にとっても、素晴らしいことなんだ。


 でも明日の成り行きを見ていく必要がある。レースは長い。今日のリザルトを再確認するような、いい結果につなげたい。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=2位

 全体としてとても順調な週末を送っている。マシンやセットアップがよくなってきているし、出だしがうまくいくと、あちこち改善する作業も楽になる。


 フロントロウ独占はチームにとって素晴らしい結果だ。もちろん、自分がトップに立ちたかったが、このコースはいいラップを走るのが楽ではない。2位を確保できてうれしいよ。


 今年は今のところかなりうまくいっている。ただ、まだ予選にすぎない。ポイントが与えられるのは明日だから、明日もいい仕事をしなければならない。激しい戦いになると思うけど、うまくやれるはずだ。いいスタートを決めて、何が起こるかを見ていきたい。

2017年F1第4戦ロシアGP PP獲得のセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン(フェラーリ)
2017年F1第4戦ロシアGP PP獲得のセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン(フェラーリ)

(0.059秒差でポールポジションを逃したことについて語り)Q3最後のタイヤセットを履いてアウトラップに出ていったら、トラフィックに遭った。それで最初の走行の時ほどタイヤをうまく機能させることができず、少し苦労した。最終コーナーで取り戻そうとしたけど、うまくいかなかった。今日はトップに立てるような状況が整っていたんだけどね。


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
バルテリ・ボッタス 予選=3位

 今日はフェラーリの方が速かったということだろうね。終盤、かなり近づけたけど、追い越すことはできなかった。


 今週末は最初から彼らの方が優勢だったし、タイヤの性能をうまく引き出していた。このサーキットではかなり強いみたいだ。今年のフェラーリはレースペースがいいから、明日もそうだと思う。


 僕らは昨日よりは進歩したけど、届かなかった。それでも昨夜の間に施した変更が決勝で役に立つはずだ。


 大事なのは明日だし、2列目は悪いポジションではない。ターン2までの距離が長いから、スリップもかなり使える。今日はフェラーリの方が速かったけど、明日はそうでないことを願う。  


■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=4位

 今日は速さが足りなかった。最終セクターがすべてだ。あそこで0.5秒も失っていた。今週はずっとバランスに苦しんできて、タイヤをうまく活用するのが難しかった。今夜、振り出しに戻って、なんとか改善の道を見つけたい。


 フェラーリは素晴らしい仕事をした。彼らはレースペースも速そうだ。僕の方は、昨日走ったレースランはあまりよくなかったから、苦労することになりそうだ。でも全力を尽くすつもりだよ。

2017年F1第4戦ロシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2017年F1第4戦ロシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

 ソチは他のマシンの後ろについて走るのが楽ではないけれど、長いストレートがあるから、追い抜きのチャンスはあるはずだ。順位を上げることを目指していくよ。グリッドのダーティな側だから、スタートに関して有利なポジションを確保することもできなかった。でも今日はこれが精いっぱいだった。


 明日は正真正銘のレースができるのを楽しみにしている。動揺していたって仕方ない。ポジティブなエネルギーに変えて、日曜をもっといい日にしたい。


■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=5位

 プラクティスセッションでのタイムは僕らの真のペースを表していなかったと思う。本当はタイミングスクリーンに映し出されるタイムよりも速いと思っていた。ただ、うまくまとめることができずにいただけなんだ。


 Q1とQ2では走り続けてタイヤに熱を入れようとした。でもQ3ではプッシュラップを1周だけ走ることに決め、それがうまくいったと思う。いい判断をしたよ。


 この結果には満足している。5位は今日可能な最大の結果だったと思うからね。それはトップとのタイム差を見れば明らかだ。予選5位はこれまでロシアで獲得したなかで最高の結果だから、前向きに考えよう。この結果をチームのために実現することができてうれしい。


 明日はフェラーリとメルセデスが優勝をめぐって戦うことになるだろう。僕らもトップ5を狙っていい戦いができるはずだよ。ウイリアムズと比べると僕らの方がリヤのダウンフォースが大きく、タイヤに関して優れているかもしれない。彼らは直線スピードが速いけどね。一方で、フェラーリやメルセデスと比較すると、彼らの方がすべてにおいて僕らよりも優れている。


 テレビで見ていてくれる人たち全員のために、皆でいいレースをしたい。メルセデスにライバルたちがチャレンジできるというのは、F1全体にとって間違いなくいいニュースだ。


 ここではタイヤをうまく機能させることが重要だ。週末を通してセットアップを変更し続けたけど、ここではセットアップはある意味、関係ないように感じる。タイヤをどうやってうまく機能させるかが問題なんだ。


 Q3まではタイヤをうまく機能させて一発のプッシュラップでいいタイムを出すのが難しかった。


(ウルトラソフトについて)去年終盤に理解できたと思ったら、今年はタイヤとコンパウンドが新しくなって、また振り出しに戻ってしまった。今もまだ理解に努めている過程だ。今年はさらに繊細になったように思う。


■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 予選=6位

 すごくいい予選だった。レッドブル2台の間に割って入れたのはうれしいね。今シーズン序盤3戦、彼らは予選ペースでもレースペースでも僕らより速かった。でもこのサーキットは僕らと相性がいいから、ここでは彼らと戦える。

2017年F1第4戦ロシアGP フェリペ・マッサ、ポールポジション獲得のセバスチャン・ベッテルを祝福
2017年F1第4戦ロシアGP フェリペ・マッサ、ポールポジション獲得のセバスチャン・ベッテルを祝福

 このグリッドポジションに満足している。明日また彼らと戦えると思うから、それもうれしいね。全力を尽くして戦いを挑むよ。やる気が高まっているんだ。すべてがうまくいって、いいレースができるといいね。


マックス・フェルスタッペン 予選=7位
 いろいろと悔しいことがあった一日だった。僕らにとってシーズン中、一番苦労しそうなサーキットのひとつであるのは分かっていたけれど、予選はもう少しうまくいくと思っていた。Q1は悪くなかったが、Q2でリヤタイヤの感触がかなり悪くなって、突然グリップを失った。特に最終セクターで苦労した。セクター1と2はほとんどのラップでうまくいったけれど、セクター3でタイムを失った。タイヤが冷えてしまうんだ。


 今日は5位を目指していた。セクター1のタイムから考えて、いけそうだと思ったけど、最終セクターでロスした結果、目標を達成できなかった。


 バーレーンではマシンのセットアップがうまくいって、タイヤを機能させることができた。でもここには長いストレートがあるために、速いタイムを出して上位争いをするのは難しかった。


 明日は1回ストップのレースになるだろう。もちろん、プッシュしてポジションを上げることを目指す。ただ、トップ4は速すぎて届かないと思う。決勝でのターゲットも5位だ。それを実現できれば、いい結果を出したといえるだろう。


■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=9位

 僕にとって理想的な予選ではなかったけれど、最終的には良い結果が得られたし、Q3に進出できたことをうれしく思っている。


 完璧なアタックラップを走れなかった。何かしらやり残していることがあるような感じがしているんだ。差がこれほどに小さいと、コンマ1秒速ければ、ポジションがいくつか上だったかもしれない。

予選9番手を獲得したセルジオ・ペレス
予選9番手を獲得したセルジオ・ペレス

 タイヤを作動温度領域に入れて、1周にわたってうまく機能させるのが、簡単ではなかった。それに、路面コンディションが昨日とは全く変わってしまい、全員がその影響を受けたと思う。


 明日のレースで重要なのは、良いスタートを切って、クリーンな状態でターン2へと入って行くことだ。難しいコーナーだし、過去のレースでは、スタート直後、ここでいろいろな出来事があった。


 レースに関しては楽観視している。スタートでポジションをいくつか上げられるだろうと考えているよ。


エステバン・オコン 予選=10位
 僕のキャリアで初めてのQ3進出だ。自分たちの今日のパフォーマンスには、かなり満足している。チームがセッションごとにマシンを改善すべく素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、予選が始まるころにはとても快適に乗れるようになっていた。


 Q3のラップでは小さなミスがいくつかあった。さらに上のグリッドを狙えるチャンスがあったと思うと少し悔しい。でも、レースでクリーンなスタートを切ることができたら、明日はいくらでもチャンスがある。F1での自己最高の予選ポジションをフルに生かして、今回もポイントを獲得することが重要だ。   



(AUTOSPORTweb)




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