F1第3戦中国GP 予選トップ10ドライバーコメント
2016年4月17日
F1第3戦中国GPの予選トップ10入りを果たしたドライバーたちが予選日を振り返った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=1位
今年初めてのポールを取ることができて嬉しい。いつだって最前列からスタートするのがベストだからね。その機会をつかむことができて喜んでいる。
もちろんルイス(・ハミルトン)のマシンが壊れたのはいいことじゃない。彼とポールポジション争いができなくて残念だった。チームとしてこのトラブルについて調査する必要がある。でも彼は明日、必ず戦って順位を上げてくるはずだ。
Q3最初のアタックではいくつかミスをした。でも最後のラップはすごくうまくいったね。それでもキミ(・ライコネン)も最後のラップでミスをしたって言ってたから、僕らのギャップは実際にはタイムシート上の数字ほど大きくないのだと思う。
金曜日にフェラーリ勢は僕らと同じレベルだったから、彼らが強敵になると考えてしっかり備える必要がある。
決勝では驚くような出来事が起こるかもしれない。チームによって戦略は様々だろうし、まだ道のりは長い。それでもマシンの感触はいいから、バトルを楽しみにしている。
ソフトタイヤでスタートできることが他のマシンに対するアドバンテージになるかもしれない。でも今の時点でははっきりとは分からないから、今夜じっくり分析してみるよ。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=2位
去年よりもパワーユニットからより大きなポテンシャルを引き出せているのは間違いない。ここ2戦でそういう傾向があったし、ストレートでの他とのギャップが去年ほど大きくないんだ。そうはいってもウエットの予選でもないのにこの位置に立てるなんて思いもしなかった。ドライでフロントロウを獲得できるなんて最高にクールだね。
この髪型のおかげじゃないかって冗談で言われた。そうかもね。空力的によかったのかも。
ポジティブな要素としては、ニコ(・ロズベルグ)はソフト、僕らはスーパーソフトでスタートするということ。決勝スタートは面白くなるはずだ。フェラーリ2台と表彰台を賭けて戦いたい。新旧予選システムで競争力を発揮できているのはいいことだ。
1周の速さがこれだけあるなら、決勝ではかなりの競争力を見せられるはずだ。僕らは通常、決勝の方が(予選より)強いからね。
バランスがあまりよくなくて、フロントロウを争えるとは思っていなかった。でもQ3で速さを見つけた。スーパーソフトでうまく1ラップ決めるのは簡単じゃない。走るにつれてどんどんぼろぼろになっていくんだ。でも僕が路面を理解して、エンジニアが内圧やフロントウイングを調整してくれて、最終的にいいパッケージになった。
(Fox Sportsのインタビュアーから、チーム代表クリスチャン・ホーナーが「日曜に勝ったらリカルドは今の髪型をキープする」と言ったと聞いて)それは母が許してくれないよ! 僕の両親は面白いんだ。この髪型を見てタトゥーを入れた時より怒って叫んでいたんだよ!
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 予選=3位
こんなに悔しいことはない。今日はもっといい結果を出せるチャンスがあった。ポールポジションを獲得することが可能だったかどうかは分からないけれど、2位は余裕だったと思う。
最後からふたつ目のコーナーでワイドになり、タイムをかなりロスした。そのミスによってもっとずっと悪いポジションになった可能性もあることを考えると、3位はそれほど悪くないポジションではあるけれど。
明日のレースがどういう展開になるのか、予想するのは難しい。天候やチームごとの戦略の違いなど、たくさんの要素に左右されることになるだろう。レースでは状況が変わってくる。全力を尽くして最速で走り、どういう展開になるのかを見ていく。
本当に残念だ。今日はトップに立てるチャンスがあった。2位は楽につかめたはずなのに、ミスでそれを逃した。(ポールに)かなり近づけたはずだった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=4位
今日の僕はトップ3にふさわしい仕事をしたとは思わない。タイヤをセーブし、明日はスーパーソフトでスタートする。最後のラップでうまくやれると思っていた。でも(Q3での)1回きりのランは全体的にあまりいい出来ではなかった。ラップの序盤にタイヤを使いすぎたし、あちこちで小さなミスもした。それが大きなロスにつながった。結局最後のランはあまりうまくいかなかったけど、これが現実だし、変えることはできない。
ここまでいい週末を送ってきたから、明日はこれまで以上にいい一日になるかもしれない。チームごとにレース戦略が違うから興味深いね。まずスタートでうまくやれるかもしれない。オーストラリアではすごいスタートを決めたから、それを再現できるかもしれないよ。目標は今より上のポジションをつかむことだ。
(Formula1.comのインタビューにおいて、Q3で1回しかアタックしなかったことについて語り)最後の1ラップを成功させることができると自信を持っていた。でもできなかった。うまくやれていればあとふたつ上のポジションを確保できただろう。
ニコ(・ロズベルグ)は僕らとは違うコンパウンドでスタートする。僕は1セット余計に残してある。必要ないかもしれないけど、そういうギャンブルをしたんだ。
ニコがスタートを失敗するといいな。彼は僕らより固いタイヤでグリッドにつくから、僕らがスタートで前に出ることは可能だ。
■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
バルテリ・ボッタス 予選=5位
僕にとっていい予選だった。僕らチームにとって5位は可能な中でベストなポジションだと思うからね。Q3での2回目のランでアタックしている時、最高の気分だった。今週末ベストのラップを走れたんだ。
最大限の結果を出したという気持ちで予選を終えられるのはいいものだ。僕らチームは明日に向けていいポジションを確保できた。
■レッドブル・レーシング
ダニール・クビアト 予選=6位
今日の予選にはとても満足している。6位というのは今季予選でのベストポジションだからね。リズムを見つけることができた。
ただ、オプションのスクラブしたセットでベストラップを記録したために、少しタイムを失っていると思う。もう少しいいタイムを出せる余地はあるはずだ。
ダニエルはいいラップを走って2位を獲得した。チームにとっていい結果だ。
明日のレースは面白くなりそうだね。表彰台争いができることを期待しているけれど、レースの展開を見守っていくよ。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 予選=7位
予選でのマシンパフォーマンスにすごく満足している。今朝雨が降っていた時もかなりよさそうだったし、最終的に予選7番手というのは僕らのマシンのポテンシャルを示す結果だ。
昨夜の間にマシンバランスを向上させ、その成果が見えた。路面はところどころ滑りやすく、ミスをしやすい状況だった。でも集中力を保ち、自分たちにふさわしいリザルトを手に入れた。
面白いレースになりそうだ。戦略の選択肢がいくつかあるからね。ポイントは取れると自信を持っている。タイヤのデグラデーションが決勝の主なファクターのひとつになるだろう。でも僕らはすべてのコンパウンドをしっかり理解しているから、正しい戦略を選べると思う。
■スクーデリア・トロロッソ
カルロス・サインツJr. 予選=8位
今日の予選には満足だ。マシンの力をほぼ最大限に引き出したと言える。最終セクターで少しロスしたのは事実だけど、それでも8番グリッドというのは悪くない結果だ。明日決勝の中で順位を上げていくことを目指す。
ようやく予選セッションを最初から最後までうまくまとめることができたのも嬉しい。オーストラリアとバーレーンではそれができずにいたんだ。
明日のレースは戦略の面でかなり面白くなりそうだ。上位入賞を狙っていきたい。
■スクーデリア・トロロッソ
マックス・フェルスタッペン 予選=9位
予選で明日に向けてとてもいいポジションを確保することができた。Q3に進出できるのはいつだって嬉しいものだしね。もちろん常にもっと上をと望むものだけど、今日は残念ながらいろいろなことがうまくまとまらなかった。
とても難しいコンディションだった。昨日とはマシンの感触が違っていて、路面は滑りやすかった。でもトップ10に入れたのだし、明日のレースに期待している。
(Crash.netに対して語り)予選でコースに出ていったら何かが起きた。マシンが左に引っ張られるような、変な感じだった。右コーナーではひどいオーバーステアで、左コーナーではアンダーステアだった。何が悪いのか明日に向けて調べる必要がある。だって大問題だからね。ストレートではまっすぐ走りたいじゃない!
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=10位(3グリッド降格のペナルティ)
正直言って何が起きたのか分からない。皆が見たとおり、ホイールが外れた。でもなぜ外れたのか、どのようにして外れたのか、僕は知らない。ガレージを出る時にはきちんと装着されていた。何も異常は感じなかったからね。ルーズになってきたとも感じないし、ステアリングからも問題の兆候は一切感じなかった。突然外れたんだ。ゆっくり走っていた時だったので、すぐに安全にコース脇にクルマを止めることができた。
普通はバイブレーションが起きて、異常があることが分かるものだが、今日は突然の出来事だった。いきなりホイールが外れた。1分前についていたものが次の瞬間には脱落していた。
がっかりしている。今週末は好調だったから、Q3で走りたかった。明日のレースは面白くなりそうだ。今日よりは物事がうまく進むといいね。
(AUTOSPORTweb)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 393 |
2位 | ランド・ノリス | 331 |
3位 | シャルル・ルクレール | 307 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 262 |
5位 | カルロス・サインツ | 244 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 192 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 190 |
8位 | セルジオ・ペレス | 151 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 31 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 593 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 557 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 544 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 382 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 44 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |