2012年F1日本GPの土曜予選で、マクラーレンのジェンソン・バトンは3位、ルイス・ハミルトンは9位を獲得した。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 予選=3位
いい予選セッションだったよ。Q3でのラップは両方ともいい感じだった。昨日からマシンを改善した。昨日はオーバーテイクに役立つようなかなりのローダウンフォースセッティングを試したが、今日はそれを戻して、マシンにかなり満足できるようになった。
でも、ギヤボックスペナルティのせいで、かなり後ろのグリッドからのスタートになるのは残念だ。ここはオーバーテイクは決して容易ではないからね。DRSを使っても難しいから、DRSゾーンが今年短縮されたことにすごく驚いた。
それでもここでレースをするのは大好きだ。タイヤのグレイニングやブリスターがひどくて、明日皆がどういう戦略をとるのかはまだ分からないから、決勝についてはまだ予測できないよ。
僕にとってタイトル獲得の可能性が薄くなっていることは承知している。でも日本のファンの前でいい結果を出したい。優勝を狙って走るよ。
ルイス・ハミルトン 予選=9位
今日の予選は僕にとって今年一番期待外れの予選のひとつだ。正直言うと、セッティングで間違った方向に行ってしまい、アンダーステアになりすぎた。予選までは今週末、クルマのフィーリングはずっと素晴らしかったんだ。でもその素晴らしさを今日の午後に持ち込めず、その結果マシンの力を最大限引き出すことができなかった。
ジェンソン(・バトン)はクルマ自体の力はとても強力であることを証明した。彼は今日見事な仕事をしたね。それに、昨日のロングランのペースも悪くなかった。だから明日の決勝で何が起こるか、まだ分からないよ。
苦労することになるだろうけど、今のセッティングのマシンで必死にプッシュしていく。タイヤのマネジメントをうまくやれれば、前のクルマを何台か抜けるだろうし、明日はできるだけ多くのポイントを取ることを目指す。