F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

長すぎたSC先導をドライバーが批判。ベッテルは「タイヤに問題あり」と主張

2016年7月11日

 F1イギリスGPのスタートにおいて「セーフティカー先導が長すぎた」と、ドライバーの間で問題になっている。


 スタート直前に降り始めた雨によって、レースはセーフティカー先導で幕が切られた。この判断自体には多くのドライバーが賛同しているものの、何人かのドライバーはリスタート直後にフルウエットからインターミディエイトへとタイヤを変更しており、5周もの先導は不要だったとの声が上がっている。


 ジェンソン・バトンは「路面はスーパーウエットで水たまりもあり、セーフティカーでスタートするべき状況だったが、長すぎた。もう2周早く先導を終えるべきだった。全員が同じタイミングでピットに入ることになり(戦略的に)違うことができなくなってしまったんだ」と語る。


 セーフティカーの後ろについて「(路面の)様子を見ることは重要だった」と言うのは、ニコ・ロズベルグ。そのロズベルグとレースで2位争いを演じたマックス・フェルスタッペンも同意しているが、もっと早い段階でリスタートするべきだったと言う。


「ストレート上は水が多かったけれど(セーフティカーは)ちょっと長すぎた。僕としては、1〜2周でレースができる状態になっていた」


 トロロッソのカルロス・サインツJr.も「すごく安全にスタートしたね。中団では前がまったく見えない状態だったので、セーフティカーは必要だった。でも2周で水たまりの位置など路面の状態もわかったし、行けるようになっていたよ」との意見を述べた。


 一方でレースの勝者となったルイス・ハミルトンは、通常のスタートでも問題はなかったと語る少数派だ。


「グリッドから(普通に)スタートできた。水たまりがあって難しかったかもしれないが、それがレースというものだ。セーフティカーが長すぎて、リスタートのときにはインターミディエイトで走るようなコンディションになっていた。2008年に通常のスタートを切ったときのほうが、コース上の水は多かったよ」


 ギヤボックスペナルティで11番手スタートとなっていたセバスチャン・ベッテルは、ウエット路面を利用して挽回を試みていたが、セーフティカー先導は理解できると言う。しかしベッテルは、リスタート直後に多くのドライバーがインターミディエイトへと変更するのは、ピレリのウエットタイヤがレースに耐えるものではないことが理由だと話す。


「コースの前半は路面に水が多かったので、スタートをセーフティカー先導にしたのは正しい判断だった。批判すべきは、エクストリーム・ウエットタイヤを誰も信頼していないという現状だ。まだアクアプレーニングが起きていても、インターミディエイトで多くのリスクを犯したほうがマシな状態なんだ。そのほうが速いからね。現在のウエットタイヤに関しては、セーフティカーを追う程度の性能しかないことを、何度か忠告している」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




レース

9/20(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/21(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/22(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン331
2位ランド・ノリス279
3位シャルル・ルクレール245
4位オスカー・ピアストリ237
5位カルロス・サインツ190
6位ルイス・ハミルトン174
7位ジョージ・ラッセル155
8位セルジオ・ペレス144
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ24

チームランキング

※シンガポールGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム516
2位オラクル・レッドブル・レーシング475
3位スクーデリア・フェラーリ441
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム329
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム31
8位ウイリアムズ・レーシング16
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd15 オランダ&Rd16 イタリアGP号