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グロージャンに発生したフロントウイング破損は、製造レベルでの問題が原因

2016年5月18日

 スペインGPで発生したロマン・グロージャンのフロントウイングのトラブルは、製造時に問題があったためとハースF1チームが原因を明らかにした。 


 グロージャンはバルセロナでの週末中マシンバランスに悩まされており、フロントウイングが破損した際は12位を走行していた。プレシーズンテストとバーレーンGPでも、ふたつの問題がフロントウイングに発生していたが、今回のトラブルは、それとは異なるものだという。調査の結果、原因は設計ではなく、製造レベルにあったことが明らかになった。


 日曜日の決勝後、グロージャンはチームに対してフロントウイングの質を向上させることを要求。チーム側は、関連する部門と話し合いをすると述べた。


「問題が出ているので、これに関わったスタッフと話をし、なぜ破損が起きたのかを理解できるようにする。もっと質を高めることが必要だ。まだ新しいチームなので、すべてが学習中だ。フロントウイングではいくつか問題が出ていたから、それに取り組んでいく。すぐに解決すると確信している。まだ、たった5戦目だってことを忘れていたよ」とグロージャンは語る。


 グロージャンは、このトラブル後にブレーキを失い、今シーズン初のリタイアを喫することになった。開幕からの4戦中3戦でポイントを獲得していたグロージャンは良いスタートを切り、リタイアする前にはマクラーレンとポイント争いを演じていた。


「レース前は、あまり楽観的ではなく、スタート後は僕らよりも速いマクラーレンを追っていた。(フォース・インディアの)ヒュルケンベルグとは良いバトルができた。それで『そんなに悪くない』と思ったんだけど、その後がダメだった。無線もフロントウイングも、ブレーキも失ってしまった。マシンバランスにはずっと苦しめられいて、路面が温かいほど難しい。長めのスティントでタイヤも摩耗して、バランスもないとなると非常に難しい」



(Translation:Akane Kofuji)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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