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決勝は1ストップが主流、2ストップへの変更も視野

2015年7月5日

2015イギリスグランプリ 予選

フリー走行時よりも冷涼なコンディション下、メルセデスのハミルトンが、P Zeroホワイト・ミディアムでポールポジション獲得
依然として天候は不安定
トラックリミット違反により、ラップタイムが取り消されたドライバーも

2015年7月4日、シルバーストン
イギリスグランプリ予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンが、今シーズン8回目のポールポジションを獲得しました。

ハミルトンがミディアムタイヤを使用してQ3で記録した1分32秒248のポールタイムは、ドライとウェットが入り混じったコンディション下で行われた昨年の予選のポールタイムを大きく更新したことで、明日は、この改修後のサーキットで、史上最速のイギリスグランプリが見られることに期待がかかります。ハミルトンは、2番グリッドを獲得したチームメイトのニコ・ロズベルグとともに、P Zeroオレンジ・ハードのみでQ1を突破しました。今週末用として、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroオレンジ・ハードが選択されています。メルセデスの両ドライバーは、Q2で新品ミディアムタイヤを1セットのみ使用したことにより、明日の決勝用に新品ミディアムタイヤを1セット温存しました。

予選中の路面温度は38°C前後となり、ミディアムタイヤに適したコンディションが継続しました。ミディアムタイヤは、作動温度領域が低いコンパウンドで、適度に温暖なコンディションで最も効果を発揮します。気温が上昇すれば、ハードタイヤに適したコンディションとなるでしょう。したがって、路面温度が、明日のレース戦略に最も影響を及ぼす要素のひとつとなります。

多様なコンディション下での両コンパウンドの動作に関するデータを最大限に収集するため、前夜の大雨を受けて気温が下がった午前中のFP3では、各チームはハードタイヤでの走行に集中していました。

明日のコンディション下での両コンパウンドの摩耗とデグラデーションレートによって、決勝戦略が1ストップとなるのか2ストップとなるのかが決まりますが、明日の予報も不安定な天候状態となっています。シルバーストン特有の突風も、今日の予選での空力とタイヤ性能に影響を及ぼしました。

今日の予選ではトラックリミット違反が目立ち、特にコプスコーナーでコースをはみ出してタイムを取り消されたドライバーが数多く見られました。トラックリミット違反への厳格な姿勢は、残り時間が少ない中でラップタイム更新を図るドライバーたちにプレッシャーを与えました。

ハミルトンは、午前中のFP3でもミディアムタイヤを使用してセッション終盤に最速タイムを記録しました。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「今日、両コンパウンドは一貫した性能を示していました。明日も今日のような天候になれば、1ストッパーが主流となるでしょう。今日よりも気温が上昇もしくは下降すれば、2ストッパー主流のレースとなる可能性があります。しかし、ブリティッシュウェザーは予測不能な天候の代名詞ですから、多くの結論はまだ出せません」

ピレリの戦略予測:
明日の決勝では、多くのチームが1ストッパーを狙うと見込まれますが、それは路面温度に大きく依存します。したがって、各チームは、2ストップ戦略への転換も視野に入れてくるでしょう。一般的に、気温が高くなると摩耗とデグラデーションが大きくなりますが、最適な作動温度領域に達しない場合、タイヤがスライドしやすくなるため、低い気温もタイヤに影響を及ぼします。

52周で争われる決勝での理想的な1ストップ戦略:
ミディアムでスタート、23周でハードへ交換。

2ストップ戦略:
ミディアムでスタート、17周でミディアムへ、34周でハードへ交換。

FP3のラップタイム上位:
ハミルトン/1分32秒917/ミディアム新品
ロズベルグ/1分33秒469/ミディアム新品
ライコネン/1分33秒692/ミディアム新品

トップ/10/ドライバーの使用タイヤ:
ハミルトン/1分32秒248/ミディアム新品
ロズベルグ/1分32秒361/ミディアム新品
マッサ/1分33秒085/ミディアム新品
ボッタス/1分33秒149/ミディアム新品
ライコネン/1分33秒379/ミディアム新品
ベッテル/1分33秒547/ミディアム新品
クビアト/1分33秒636/ミディアム新品
サインツ/1分33秒649/ミディアム新品
ヒュルケンベルグ/1分33秒673/ミディアム新品
リカルド/1分33秒943/ミディアム新品

(ピレリ ジャパン株式会社 プレスリリース)




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