F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

メカUPDATE:マクラーレンの新フロア

2015年4月21日

 マクラーレン・ホンダが今季初めて予選Q2に進出したバーレーンGP。レースでは今季2度目の11位完走を果たした。10位のフェリペ・マッサはダメージを負っていて本来のペースではなかったが、フィニッシュ時点でマッサとフェルナンド・アロンソの差は3.9秒。順位は開幕戦と同じだが、オーストラリアGPより前進したと言える内容だった。

 この前進の原動力がホンダのパワーユニットの改善にあったことは言うまでもないが、マクラーレン・ホンダは車体側も、ほぼ毎戦アップデートパーツを投入し、進化を重ねている。第3戦中国GPではディフューザーなどを変更した新しいフロアを投入。ただし、ひとつしか用意することができなかったため、中国ではジェンソン・バトンのマシンに装着された。

 そして中国から連戦のバーレーンGPに、マクラーレンは新しいフロアをもうひとつ持ち込んだ。ただしフリー走行1回目(FP1)には間に合わず、フリー走行2回目(FP2)からアロンソが使用することになった。通常、新しいパーツはFP1で試し、そこで採取されたデータを見てFP2に使用するかどうかを決める。しかし、ウインターテストでトラブルが続いたマクラーレン・ホンダはトラック上での走行データが十分ではなく、開幕してからテストで試せなかったメニューを次々とこなす日々が続いているのだ。

 アロンソも「いまは、まだ勝負できる状態ではなくテストしているようなもの。だから結果よりもしっかりとデータを取ることが大切」と語り、レースへ向けたロングランを行うFP2から新しいフロアを使うことにも納得していた。

 新フロアはディフューザー部分の両端が前方に少しだけ回り込むデザインに変更されている(写真:赤い矢印)。これに伴い、ディフューザーに並行して装着されているカラーも前方へ湾曲している(写真:黄色い矢印)。これはコーナリング時に変化するダウンフォース量に対応したアイデアだと考えられ、レッドブルから移籍してきたチーフエンジニア、ピーター・プロドロモウのもと開発されたものだ。

(尾張正博)




レース

6/8(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/9(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/10(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン194
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス131
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ81
7位ジョージ・ラッセル69
8位ルイス・ハミルトン55
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング301
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム212
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム124
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム5
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP