ルイスに満点。ベッテルに低めの点数:Rd10評価

Sutton

　英AUTOSPORTが2013年ハンガリーGPを戦った22人のドライバーを10点満点で評価した。ポール・トゥ・フィニッシュを成し遂げたルイス・ハミルトンに唯一10点が与えられている。

　英AUTOSPORT誌のF1担当編集者エド・ストローは、今回、満点ひとり、9点ひとり、8点6人という評価を行った。

　ハミルトンは予選でも決勝でもトップに立ち、メルセデスでの初優勝を獲得した。
「ハミルトンはハンガロリンクで常に速く、その上完璧なパフォーマンスを見せた。優勝はふさわしい結果だ」とストロー。
「予選では誰もが驚くラップを走り、予想外のポールポジションを獲得した。決勝では全くミスをすることなかったし、バトンとウエーバーをスムーズに抜いたのが成功につながった。今週末、彼は一貫して速く、ミスがなく、レースを完璧に走りきった」

　13番グリッドから7位で入賞を果たしたジェンソン・バトンは9点という高評価だった。
「予選ではチームメイトのペレスと違いQ3に進出することができなかったが、決勝では典型的なバトンのレースパフォーマンスを見せた。2回ストップを完璧に成功させ、冷静さを保ち、ディフェンスに関しても極めてフェアだった」

　8点と評価されたのは、フェルナンド・アロンソ（5番グリッド、決勝5位）、セルジオ・ペレス（9番グリッド、決勝9位）、キミ・ライコネン（6番グリッド、決勝2位）、ロメイン・グロージャン（3番グリッド、決勝6位）、パストール・マルドナド（15番グリッド、決勝10位）、ギド・バン・デル・ガルデ（20番グリッド、決勝14位）だった。

　2番グリッドスタート、3位フィニッシュのセバスチャン・ベッテルは7点の評価だった。予選Q3ではマシンの力を最大限に引き出せず、決勝でも本来ならもっと上位が獲得できた可能性があるとして、「悪くはないが、少しぱっとしない週末」であり、ベッテル自身が言うように「本来ならもう少しいい結果が出せたはず」であると評されている。

　今回の最低点4点はエステバン・グティエレス（17番グリッド、決勝リタイア）に与えられた。
　土曜朝のエンジントラブルは予選に向けて不利になったのは確かであり、決勝ではトラブルで28周でリタイアしたため評価は難しいが、決勝中、ポジションを大きく上げていく力は見られなかったと、ストローは記している。
「ルーキーが難しいマシンに乗らなければならない状態であり、あまり厳しい評価を下すべきではないだろうが、そろそろ成長を見せる必要がある」

　各ドライバーの点数は以下のとおり（10点満点）。

●レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル：7点
マーク・ウエーバー：7点
●フェラーリ
フェルナンド・アロンソ：8点
フェリペ・マッサ：6点
●マクラーレン
ジェンソン・バトン：9点
セルジオ・ペレス：8点
●ロータス
キミ・ライコネン：8点
ロメイン・グロージャン：8点
●メルセデス
ニコ・ロズベルグ：6点
ルイス・ハミルトン：10点
●ザウバー
ニコ・ヒュルケンベルグ：5点
エステバン・グティエレス：4点
●フォース・インディア
ポール・ディ・レスタ：5点
エイドエイアン・スーティル：7点
●ウイリアムズ
パストール・マルドナド：8点
バルテッリ・ボッタス：5点
●トロロッソ
ジャン−エリック・ベルニュ：6点
ダニエル・リカルド：7点
●ケータハム
シャルル・ピック：7点
ギド・バン・デル・ガルデ：8点
●マルシャ
ジュール・ビアンキ：7点
マックス・チルトン：6点

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