2013年F1オーストラリアGPの土曜予選は雨のためQ1のみが行われ、ケータハムのシャルル・ピックは22位、ギド・バン・デル・ガルデは21位だった(順位は暫定)。
■ケータハムF1チーム
シャルル・ピック 予選=22位(暫定)
予選が今日のような展開になることも時にはある。望んだ位置で終えることはできなかったけれど、セッションの大半で僕らはかなり好調に思えた。特にセッション中盤にはかなりいいタイムを何度か出せていたんだ。
セッション残り5分くらいの時点でインターミディエイトタイヤに換えることを決めた。インターで出た最初のラップはかなり難しかった。あちこちに水たまりがあって、マシンをコース上にとどめておくことすら簡単ではなかった。でもコンディションはあっという間に改善され、僕はプッシュし始めた。でも白線に乗ってしまい、スピンし、バリアに接触した。そのためピットに戻らなければならなくなった。タイムを大幅に更新できていたのにね。時に運が必要な場合があるけど、今日は運に恵まれなかった。
今日のコンディションでは僕らはペースがよかった。自分たちより上のたくさんのマシンと同じぐらいの速さで走れたんだ。でも最速のペースで走ったラップを最後まで走り切らなければ意味がない。今日はそれができなかったけれど、この速さは期待を与えてくれるよ。
ギド・バン・デル・ガルデ 予選=21位(暫定)
正直言って、今日の結果にはがっかりしている。もっと上の順位で終えられたはずだからだ。昨夜クルマを大幅に変えて、FP3では感触がかなりよくなっていた。だから予選には期待していた。
予選開始時間が延期され、理想的な状況とはいえなかったけれど、僕はすごく冷静だったし、コースに出るのを楽しみにしていた。
誰にとっても状況は同じだけど、すごく難しいコンディションだった。最初の走行で水たまりに乗り、スピンしてコースアウトを喫した。それによってノーズを交換するためピットに戻らなければならなくなった。でもチームがいい仕事をしてくれたおかげですぐにコースに復帰でき、うまくいきそうだった。
Q1残り数分の時点でインターミディエイトタイヤに換えたら、マシンのフィーリングは素晴らしかった。最後の走行は順調だったけれど、ダブルイエローが出ていたからペースを落とさなければならず、チャンスを失った。もっと上のポジションが取れたと分かっているだけに残念だが、時にはこういうこともある。
これからレースに向けて準備をする。このグリッドからだと、スタートでアクシデントに遭わないよう気をつけなければならない。僕にとって最初のグランプリを最後まで走り切れるよう集中していく必要がある。また雨が降ったとしても、少なくとも路面状態がどうなるかは分かっているわけだし、レースを楽しみにしている。