2012年F1アブダビGPの日曜決勝で、ケータハムのヘイキ・コバライネンは13位、ビタリー・ペトロフは16位だった。
■ケータハムF1チーム
ヘイキ・コバライネン 決勝=13位
今日はいいレースができた。インドでは決勝でバランスのフィーリングがよく、KERSのトラブルがなければもっといいレースができたはずだと思っているが、ここでも同じだ。クルマのフィーリングはよかったから、もう少しいいパフォーマンスがあれば戦えただろう。ここに持ち込んだニューパーツを最大限に生かすために作業を続けていく必要がある。ここであと3日走れることはそのために役立つし、残り2戦に向けてポジティブになれる理由はいくつもある。今日のスタートはうまくいき、ペースはすごくよかった。速いクルマに抜かれた後は、レースの大半を単独で走ることになった。セーフティカーが出動すると、各車のギャップがなくなり、再びつながって走ることになったが、リスタートのたびに後続を簡単に引き離して、フィニッシュすることができた。今日はクルマの性能を最大限に引き出せたと思う。
ビタリー・ペトロフ 決勝=16位
とてもいいスタートを決めて、ヘイキとサイド・バイ・サイドで走った。同時にブレーキングしたら当たってしまうと思い、僕は少し早めにブレーキを踏み、その後はグリップ不足に苦しみ続けた。理由は定かではないが、どちらのスティントでも前のクルマにアタックできるペースがなかった。レースのほとんどでアンダーステアを感じ、それが妨げになった。ヘイキのペースがよかっただけに、少し期待外れのレースだった。でも時にはこういうこともある。金曜午後にはクルマのフィーリングはよかったのに、昨日と今日はグリップがなかった。理由を探るために分析する時間があるので、次のオースティンでは期待どおりの速さに戻れるよう努力したい。