2012年F1韓国GPの金曜プラクティスで、ケータハムのヘイキ・コバライネンは19位/19位、ビタリー・ペトロフはFP2で22位、ギド・バン・デル・ガルデはFP1で22位だった。
■ケータハムF1チーム
ヘイキ・コバライネン フリー走行1=19位/2=19位
FP1はいいセッションだった。走り始めからクルマのバランスはいい感じで、その後もどんどんよくなっていった。コースは最初はとても滑りやすかったけれど、あっという間にグリップレベルが向上し、走行ごとに小さな変更を加えると、それがすべてうまくいった。
FP2では最初のランでコースオフし、コクピット内のボルトがいくつか外れてしまった。プログラムを完了するため、シートを暫定的に直して走らなければならなかった。そのころには午前中のようなバランスのよさを感じられなかったけれど、スーパーソフトを装着すると、望んでいたようなバランスが戻ってきた。セッションを通してブレーキングの改善もしたし、全体的にいい一日だった。
ビタリー・ペトロフ フリー走行1=‐位/2=22位
FP2は最初につまずいてしまった。走り始めてすぐに右リヤがパンクしたと感じた。走行を切り上げてガレージに戻り、パンクしているのが分かったので、もう1セットソフトタイヤを使い切るのを避けるためにプランを変更した。スーパーソフトでの最初の走行ではバランスがあまりよくなかったので、いくつかメカニカルな変更を施し、それによってロングランでのハンドリングが向上した。スーパーソフトでのデグラデーションレベルはかなり高く、タイヤの管理をうまく行う必要があり、プログラムを変更しなければならなかったが、もっと走行時間がとれて両方のコンパウンドで多くの周回を重ねられていたら、もっといいタイムが出せていたはずだ。それでもヘイキとギドがソフトタイヤでたくさん走りこんでくれたから、たくさんのデータが手に入った。それを分析すれば明日に向けていい状況に持って行けるだろう。
ギド・バン・デル・ガルデ フリー走行1=22位/2=‐位
今回も僕にとって有意義なセッションだった。クルマに乗る時間が増えれば増えるほど、自信が高まってきている。午前中はヘイキと同じようなプログラムで走った。フロントタイヤが早い段階でグレイニングに見舞われた以外は、今回も僕にとって初めてのサーキットだったにもかかわらず、大きく進歩できたと思う。最初の本格的なランを終えた後でメカニカルおよび空力的な変更をいくつか加えると、すぐにクルマの感触は大幅によくなり、自信が増し、さらにプッシュできると感じられるようになった。でも僕はまだ学習の過程にいるので、チームに指示された作業をこなすことに集中し、限界まで攻めて自己最速ラップを追求するようなことはしない。次はインドのFP1で走る。さらに前進できるのを今から楽しみにしている。