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ドライのFP3アロンソ首位、可夢偉はスピンで9番手

2012年7月7日

Sutton

 2012年F1第9戦イギリスGPのフリー走行3回目は、フェラーリのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。ザウバーの小林可夢偉は9番手につけた。

 悪天候が続く今週末のシルバーストンだが土曜日の朝は幸い雨も降らず、現地時間10時からのフリー走行3回目はほぼドライのコンディションで行われた。しかし、この後14時から行われる予選の天候は再び雨の予報が出ており、決勝の天候も今のところドライになるという情報は伝わってきていない。

 ただ予選を前にした今セッションでは、各車が少しでもドライタイヤでの走行を重ねようと序盤から積極的に周回をスタート。キミ・ライコネン、セルジオ・ペレス、ポール・ディ・レスタらは高速複合コーナー(10〜12コーナー)の水たまりで一瞬バランスを崩す場面もあったが、セッションの途中には日差しも差し込む時間があり、各チームともハード、ソフトの両タイヤで順調に周回を重ねていった。

 中盤にさしかかったところでマルシャのシャルル・ピックがマシントラブルでコース上にストップしたため一時赤旗が出されるが、それもすぐに解除されると、マクラーレンを中心とする上位勢は1分32秒台までタイムを縮め、雨にも関わらず初日多くの周回を重ねたザウバー勢も上位勢に続く好タイムを並べた。

 そんななか、残り10分を切ったところでザウバーの可夢偉が暫定トップのアロンソを上回る走りを見せた。
可夢偉はセクター1で全体ベストを更新すると1周のタイムでもアロンソとほぼ同ペースで走行。しかし、直前にアロンソがスピンを喫した最終コーナーで同じようにスピンを喫してしまい、トップ浮上はならず。結局最終的なポジションはチームメイトに次ぐ9番手となった。

 一方、可夢偉を抑えて8番手につけたペレスは、コースオフした際にフロントウイングが脱落。さらにペレスはチェッカー直前に降り出した雨によって再度コースオフを喫し、最後はグラベルでセッションの終了を迎えることになった。

 トップタイムはアロンソ、2番手はジェンソン・バトン、3番手はライコネンとともに最多の25周を走りきったロータスのロメイン・グロージャンとなっている。




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