可夢偉「来るべきチャンスが来れば僕にも表彰台のチャンスはあると思う」

Sauber

─今日はどんなレースでしたか？
「2ストップ作戦を予定していましたが、うまくいかなかったのでレース中に1ストップに変更しました。2ストップのままだとポイントは獲れませんでしたから。その結果の9位は悪くないと思います」

─スタートは良かった？
「スタートは悪くなくてバトンを抜いたんですけど、シューマッハーが意外に早くブレーキングしてそれに詰まってしまった。ターン6で前が詰まっていて、ライコネンが大外刈りできて、抜かれてどうしようもなかったです。ちょっと運がなかったですね」

─トラフィックに引っ掛かってばかりのレースでした。
「ライコネンに引っ掛かったし、ディ・レスタを抜けなかったのも痛かった。あの場面で抜けていれば、もっと前に行けていたはずで、全然違うレースになったと思います」

─タイヤ的には厳しくはなかった？
「結構キツかったです。プライム（ソフト）タイヤで46周ですからね。でも1ストップじゃないとポイントは獲れないから、無理矢理1回に変えて。最初から1ストップを考えていたら、第1スティントはもっとオプション（スーパーソフト）で引っ張っていましたよ。結果的にはオプションでスタートしたのが失敗でしたね」

─1ストップか2ストップか、レース前にずいぶん議論はしましたか？
「はい。でもどっちが良いか僕には分からなかった。ギャンブルするか安全パイで行くかの違いで、安全パイを選び、安全に9位でフィニッシュしたというだけですね」

─悔しい結果ですか？
「こんなもんでしょう。最初から1ストップ想定のライコネンが僕の前に行っているだけですから。マシンとしてはうまくいっていて、1か2回かっていう読み間違えをしただけで、レース中に1回に切り替えてギリギリでポイントが獲れたというレースでした」

─チームメイトの表彰台は？
「いや、別に良いと思いますよ。これでコンストラクターズランキングも上がったし、チームとしても良い結果ですから。僕自身は今週、仕事としては悪い仕事をしたわけじゃないから、もちろん喜んでいるし、来るべきチャンスが来れば僕にも表彰台のチャンスはあると思う。クルマが速いっていうのは分かっていますし、チャンスはありますよ」

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