2012年F1中国GPの日曜決勝で、メルセデスのニコ・ロズベルグは優勝を獲得、ハエル・シューマッハーはリタイアを喫した。
■メルセデスAMGペトロナス・フォーミュラ1チーム
ニコ・ロズベルグ 決勝=1位
僕にとって本当に特別な瞬間だ。週末を通してすべてが完璧にうまくいった。初めてのポールポジションを獲得し、今日はF1での初優勝を挙げられた。本当に最高だよ。でもそれだけじゃない。この勝利は新たなシルバーアロー、そしてこの偉大なるチームにとっての初優勝なんだ。僕にとって本当に特別なことだ。ここ中国に来ているスタッフ、ブラックレーとブリックスワースのファクトリーにいるスタッフ、チームの全員に感謝する。
これほど早くマシンを改善できたことがとても誇らしい。このレースを忘れることはないだろう。最後の20周は、まるでル・マン24時間を走っているんじゃないかと思うぐらい長く感じたよ!
でも走り終えてラインを越えた時にはとても感激した。僕らはこの勝利を楽しむけれど、しっかり地に足はついている。まだ望む場所に到達してはおらず、あらゆるコンディションでのマシンとタイヤを理解すべく努力しているところだ。そしてレースペースをさらに改善するために、今後もプッシュしていく。バーレーンでどうなるか、楽しみだよ。
ミハエル・シューマッハー 決勝=リタイア
最初にチーム全員、メルセデス・ベンツ、そしてもちろんニコにおめでとうと言いたい。彼はスタートからフィニッシュまで完璧に走って勝利を成し遂げた。昨日も今日も素晴らしい仕事をしたね。彼が勝てて嬉しい。
僕のレースについてだが、最初のピットストップの後、右フロントタイヤがルーズになってしまった。マシンに大きなダメージを与えたくなかったので、芝生の上で止めた。すぐに何か変だと気付き、特にターン3でマシンの右側に力を入れた時に変な感じがした。
それまではレースをコントロールし、他のドライバーたちを後ろに押さえ、タイヤをうまく使っていた。本来なら素晴らしいレースになったはずなのに、不運なエンディングになってしまい、チームの皆にとって残念だったと思う。彼らはいつもハードな作業にあたり、ベストを尽くしてくれている。でもこれもレースのうちだと皆分かっている。