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バトン「僕は来年も再来年もホンダとともにある」

2007年11月26日

 ホンダのファン感謝イベントに出席するため来日を果たしたジェンソン・バトンが、来シーズン以降についてインタビューに応えてくれた。

Q:2008年はホンダで走ると考えてよろしいのですか?
A:「2008年はもちろんホンダで走るよ。来年に限らず、再来年もね。ただ来年は序盤から優勝するのは難しいと考えている。我々にとっては常に前進することが大事だから、たとえ優勝でなくともホンダとして何かきっかけみたいなものを見つけることがシーズンを通して重要だと思っている」

Q:ロス・ブラウンの加入はどういう影響を与えると思いますか?
A:「ロスの加入は非常に大きな補強になったが、それが来シーズン開幕からの飛躍的な進歩ということにはつながらないだろう。ただ、彼の培ってきた経験、ベネトンやフェラーリをチャンピオンに導いているという実績は、ホンダに良い風を呼んでくれると思っているよ。まあ何度も言うように優勝するのは難しいかもしれないが、グランプリを戦うごとに改善の余地が見えてくればいいと思っている」


Q:トラクションコントロール禁止の影響はご自身どう感じていますか?
A:「TCSが禁止になって他のドライバーも徐々に慣れてくるだろうが、自分はもともとスロットルを開ける際にマシンに負荷がかからないドライビングスタイルをもっているので、TCSのないマシンをドライブするのは全く問題ないよ」

Q:TCSの有利な状況にも関わらず、優勝は難しいというのは控えめすぎるのではないですか?
A:「2007年を振り返って、不調に終わったというのはチームも認めているところだ。トップチームとは1.5秒の差があり、この世界は0.5秒を縮めるのにも非常に大変だということ。それを考えれば、すでにリードされた今の状況で追いつき追い越すのはとても難しいことだ。これからテストが始まり本格的に開発が進んでいくが、差を埋めるどころか、逆にもっと大きな差が生まれるかもしれないしね。だから正直いって、来年は表彰台も難しいかもしれない」

Q:2009年以降に関して、何か手応えがありますか?
A:「2009年について語るのはまだ早いと思っている。我々が今集中しなければいけないのは、2008年に速いマシンを作るということだからね。それを来年行えた上でようやく2009年の戦い方が見えてくると思う。ただ、自分としては2009年についてはまだ何も考えられないね」




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