ルノーのヘイキ・コバライネンは、キミ・ライコネンこそ今シーズンのドライバーズタイトルにふさわしく、マクラーレンによる告訴でリザルトが変わるようなことが起これば、それこそ恥ずかしいことだと語った。
マクラーレンは、ブラジルGPでBMWザウバーとウイリアムズのマシンに燃料違反があったにもかかわらず、罰則を逃れた件で、告訴に踏み切った。
もしも彼らが失格となれば、ルイス・ハミルトンが7位から順位を上げてポイントをさらに獲得し、ライコネンからタイトルを奪うことになるだろう。
しかし、コバライネンはBBCスポーツオンラインに対し、今年最高の仕事をしたのはライコネンだと語った。
「キミはれっきとしたチャンピオンだ。運で獲ったものだとは思わない」
「最後の数レースでは、彼が一番強かったと言って差支えないだろう。みんな、ある点ではひどいレースをしていたし、ミスも犯した。でも、キミは今年1年を通して、もっとも強いドライバーだった」
「獲るべき人物がタイトルを獲った。マクラーレンの告訴については詳しいことを知らないが、しっかり解決させ、仮に責められる者があるのなら、法に従って罰則を科せばよい」
「それでも、リザルトについては何も変わらないでほしい。問題を解決する必要はあるが、チャンピオンシップの結果については変わってほしくない」
コバライネンはまた、ライコネンはあまりおしゃべり好きなドライバーではないが、素晴らしいチャンピオンだと加えた。
「キミは本当に素晴らしいやつだ。とても正直でフェアで、彼に関係のないことには首を出さない。F1の人々は彼のことが好きだ。見たとおりの男だからね。彼はそれほどおしゃべりが好きな方ではない。でもそれが彼なんだ」
「彼はユーモアのセンスがとてもある。僕は彼ととてもうまくいっている。彼はとても面白いやつだ。みんながなんと言おうとも、キミはとても頭のいい男だ」
「彼についてあれこれ言われているけれど、僕にとっては笑っちゃうことだね。キミは絶対に舌戦には参加しない。キミは頭を使って物事を言う男さ。彼の知性を示している」