ニック・ハイドフェルドは、BMWでフォーミュラ・ワンのドライバーズタイトル獲得を目標にしていると語った。もっともマクラーレンやフェラーリの上を行くには時間がかかるだろうということは認めている。

　ハイドフェルドは今季、2度表彰台に上って14ポイントを獲得するなど最終的に61ポイントを獲得、選手権のランキングで5位につけ、素晴らしいシーズンを終えた。
　ハイドフェルドの活躍に加え、ロバート・クビカがデビューイヤーを手堅くまとめ、また、マクラーレンがポイントを剥奪されたことも重なり、BMWはコンストラクターズ選手権2位の座を獲得することができた。ハイドフェルドは、この結果は当初予想していたものより良いものだったと認めている。

「シーズン前にはここまでいい成績を取れるとは思ってなかったよ」とハイドフェルド。「個人的にはルノーは苦しくなるんじゃないかとは思ってたけど、僕らがこうもうまくいくなんて予想していなかった」

　今シーズン17レースのすべてで勝利を飾っているトップ2チームにもっとも近づいたBMWは、2008年はさらにステップアップし、初勝利に向けて戦うことを目標に掲げている。ハイドフェルドはその中で、レースに勝つこととタイトルを獲得することの両方が、現実的な目標だと感じている。ただタイトルに関しては、長期的な目標とならざるを得ないとした。
「以前よりもずっと現実的なものとなっている。BMWならそれが可能と僕自身が納得できるようになってからなおさらね」とハイドフェルド。「（タイトル獲得は）2008年には叶わないだろうと思う。でもBMWの来季の目標は初勝利。タイトル争いはその後だ。それは僕個人にとっての目標でもあるんだ」

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