ルイス・ハミルトン効果によって、2008年のイギリスGPのチケットセールスは記録的なものになることは確実視されているが、バーニー・エクレストンは、将来もシルバーストンでF1が開催されるかどうかについて、懐疑的な見方を再び表した。

　イギリスGPは、1950年以来、F1のカレンダーで不動の位置を築いている。だが近年シルバーストンは、FIAより施設の不備を指摘されており、次の2年間の開催は確定しているものの、その後については確約できないとエクレストンは語っている。

「我々は2009年までは契約していると思う」と、BBCのラジオ番組においてエクレストンは語った。
「だがその後に関してはまったくの白紙だ。その後も継続したいのであれば、彼らは何をすべきかを知っているはずだ。だが、彼らはそれを望んでいないのかもしれない」

　同サーキットの施設に関してはさまざまな批判が集まっており、エクレストンは、2009年の後は、カレンダーからシルバーストンを除外することに何のためらいもないと語り、イギリスGPがなくなる見込みは、きわめて現実的なものであると認めている。
「さまざまな要素があるんだが」とエクレストンは強調する。
「他のヨーロッパの施設が費やしているのと同等の資金を使う必要がある。そして基準に沿ったサーキットとトラックにしなければならない。ほとんどの他のサーキットとは比べものにならないが、許容範囲に収まるだけの水準に持っていく必要がある」