FIAは、スーパーアグリ・フォーミュラワンから2006年シーズンのF1参戦申請があったことを明らかにした。だが、まだ同チームが来年参戦できると正式に決定したわけではない。FIAが正式なエントリーリストを発表するのは、12月となる。

　鈴木亜久里率いる同チームは、ホンダのサポートを受けることとなっているが、現在のルールによれば、彼らはF1マシンを自ら設計、製作しなければならない。3月に選手権が開幕することを考えればそれは不可能に近い。そのため、彼らは他チーム――すなわちBARを意味するが――が設計した車両を用いるのではないかとみられている。だがそれを実現するためには、他の参戦チームからの同意を得る必要がある。
　2006年に参戦するチームのうち、4チームはチーム名が変更されるものと思われる。ただし、それには他の6チームの承認を得なければならない。まずザウバーは、BMWに買収されたことにより、BMWザウバーF1となる。ジョーダンは、ミッドランドF1レーシングを意味するMF1レーシングに、レッドブルに所有が移ったミナルディは、“チーム・レッドブル”を意味するイタリア語のスクアドロ・トロ・ロッソとなる。最後に、ホンダが株式を100パーセント取得したBARも名称が変わるだろうが、その新チーム名はまだ発表されていない。

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