ミナルディは、来月バレルンガで行われる同チームのテストに、女性ドライバーのキャサリン・レッグが参加することを明らかにした。
レッグはイギリス出身の25歳、2000年からシングルシーターに乗り、ここ2シーズンはアメリカでレース活動をしている。ロングビーチでのトヨタ・アトランティック・チャンピオンシップ開幕戦では優勝を果たし、同選手権初の女性ウイナーとなった。
レッグはさらにエドモントンとサンホセでも勝利を重ねて、同チャンピオンシップのルーキーシーズンを総合3位で終える頑張りをみせた。その後はチャンプカーワールドシリーズに加わり、チームの共同オーナーであるケビン・カルクホーベンが9月初旬のベルギーGPを訪れて、ミナルディ・オーナーのポール・ストッダートと会ったことでF1マシンをテストする機会がもたらされた。
「ミナルディのマシンをドライブする機会をもらえて興奮しています」とレッグ。「子供の頃からF1カーに乗ることが私の夢であり希望でした」
「私にこのチャンスをくれたポール・ストッダートとケビン・カルクホーベンに心から感謝しています。テストでは印象に残るようなプロの仕事をできるよう頑張りたいと思っています」
ストッダートは、今シーズンのレッグがF1テストのチャンスを手にするのに十分な活躍をしたと感じたのだと言い、彼女にこの機会を与えるにあたり何の躊躇もなかったと語る。
「キャサリンの進歩をしばらく見てきて、また今シーズンのトヨタ・アトランティック・チャンピオンシップでの彼女の突出した走りを見て、F1カーを経験するチャンスを与えるにふさわしいと確信した」とストッダート。「我々は常々こう言ってきた。十分な才能をもった女性レーサーが現れてF1カーを操るのに足る腕を見せてくれれば、その彼女がどこまでできるのかを示すための機会を喜んで与えたいとね」
「このチャンスを手にするのに十分なことをキャサリンはしてきていると思う」