中国GPが始まるまでは、コンストラクターズタイトルを軽視していたフェルナンド・アロンソとフラビオ・ブリアトーレだが、上海で行われた祝賀会ではルノーにとって同タイトルがどれだけ重要であったのか、一目瞭然の喜びようだった。
「シーズンの始まりから、手にしたいタイトルはドライバーズタイトルだと言ってきた。みんなが一番注目するタイトルだからね」とブリアトーレ。
「でも、なんとか頑張って、ドラバーズタイトルを手にしたら、コンストラクターズタイトルがF1で1番大切なタイトルだなんて言わんばかりの者が現われ始めた。それを獲り逃したら、私たちは今季負けたことになる、ってね。だから、上海でしっかりとした仕事ができ、とても気分がいい。今日は、ルノーがなぜワールドチャンピオンになれたのか、証明できたと思う」。
「今季はスピードと信頼性を示すことができた。また、エンストン、ヴィリー、そしてルノーにいるチーム全員が全力で仕事をしてくれたおかげで、今回のような結果を手にすることができた。さらに、レース出場を可能にしてくれたスポンサーと、あらゆる面で素晴らしいサポートをしてくれたルノー・グループに感謝したい。彼らすべての人々のおかげで、私たちは今日、ワールドチャンピオンになれたのだ」
「最後はドライバーたちに向けて。フィジコは決勝レースで、素晴らしい走りを見せてくれた。彼については、日本GP終了後、批判も出ていたが、今日のパフォーマンスは見事なものだった。フェルナンドはいつものように素晴らしかった。私はこのルノーをドリームチームだと思っている」
「ブラジルはとにかく最高だった。ドライバーにとっては、チャンピオンになることが最高のことだ。しかし、表彰台に上り、上からチームのみんなが喜んでいるのを見ると、ブラジルのときと同じ気分になるね」