F1ブラジルGP最後となるフリー走行4回目はマクラーレンのキミ・ライコネンが1分11秒929でトップタイムをマークした。2番手には0.181秒差でルノーのフェルナンド・アロンソがつけ、各陣営がこの後の予選に挑むこととなった。
予選前最後の走行となるフリー走行4回目は開始から10分が過ぎ、フェラーリのミハエル・シューマッハー、マクラーレンのキミ・ライコネン、ジョーダンのティアゴ・モンテイロらが走行を開始。15分の時点でライコネンが1分12秒850をマーク、M.シューマッハーのタイムはその約1秒落ち。少しずつフルラップする選手が現れ、佐藤琢磨のタイムは1分14秒034で4番手となっている。
開始から約20分の時点でインスタレーションラップも行っていないのはルーベンス・バリチェロ、マーク・ウエーバー、アントニオ・ピッツォニア、ナレイン・カーティケヤンの4人。一方、走行している選手ではファン-パブロ・モントーヤがライコネンのタイムを破り1分12秒700でトップとなっている。そのタイムに迫ったのはM.シューマッハーでモントーヤから遅れること0.015秒の12秒715。しかしこの走行はかなり頑張ったものであちらこちらのコース上のバンプでタイヤはロックしまくっていた。これはバリチェロも同様の状態だ。
開始から30分が経ち、ライコネンがモントーヤのタイムを抜く1分12秒109。そしてなんと、1番最後まで走行を行っていなかったナレイン・カーティケヤンが1分13秒486で5番手となるタイムをマークする。このタイムはセッションが終わりに近づくにつれ、更新されていくことになるが、最終的にも14番手とこれまでよりもいいタイムでの走行となった。
終盤に入り、上位陣でタイムアップしたのはジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロでバトンは2番手となる1分12秒148、バリチェロはチームメイトのM.シューマッハーの前となる5番手につける。ジャンカルロ・フィジケラもタイムアップ、4番手以降の選手のポジションをひとつづつ下げる。佐藤琢磨は5周しか周回せず、マシンから降りてスタッフと話し込んでいるため、タイムは1分13秒817止まりという状態。これがトラブルかどうかは現在のところ定かではない。
45分のセッションが終了し、トップは1分11秒929でキミ・ライコネンがトップ。2番手にアロンソ、以下バトン、フィジケラ、モントーヤ、バリチェロ、M.シューマッハー、ラルフ・シューマッハーという順での上位8選手となる。ヤルノ・トゥルーリは13番手、先程挙げた理由により佐藤琢磨は17番手となって、予選を迎えることとなった。