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バリチェロ、バトンの残留に「とてもハッピー!」

2005年9月24日

 ルーベンス・バリチェロは、ジェンソン・バトンが来シーズンもBARに残ることを聞き、「とてもハッピー」だと語った。バリチェロは、今シーズン限りで6シーズン所属したフェラーリを離れ、BARに移籍する。

 ベルギーGPの翌日に2番目の子供が生まれたばかりで、幸せいっぱいのバリチェロは、クオリティの高いドライバーを2人抱えることによって、BARチームはステップアップし、マクラーレンやルノーといった上位チームとも戦えるようになるだろうと語った。
「とてもハッピーだよ」木曜日のFIAの記者会見において、バトンがウイリアムズとの契約を解消、BAR残留の発表について尋ねられたバリチェロはそうコメントした。
「つまり、レースに勝ち、チャンピオンシップを獲得することが可能な2人のドライバーがいるチームになるということだ。ジェンソンはシーズンが終わったら忙しくなるよ。僕は2カ月間のオフを取るからね」
「生まれたばかりの息子のフェルナンドと触れ合わなければならないからね。息子は僕のことをほとんど写真でしか知らないだろうから、実際に会った方がずっといいだろう!」
 また、今週末にバリチェロの地元、ブラジルで行われるレースを大いに楽しみたいと語っている。


「僕が最初にここで走ったのは1993年。その年と翌年の1994年は僕にとっては楽だった。ファンの期待は全部セナにいっていたからね。だからそれから後の年はそのプレッシャーが全部僕のところに来たから大変だったよ」バリチェロはそう振り返った。「今年はまた違うものになると思う。今まで来た時はいつもフェラーリはポイントリーダーだったけど、今年は僕が入って以来初めてそういう立場ではないからね」
「でも僕は、週末を楽しもうと思っているんだ。サーキットから毎晩自宅に帰れるなんて最高だよ。赤ん坊の顔も見られるしね」
 彼にとってはフェラーリのマシンに乗っての勇姿を見せられる最後のブラジルGPということになり、感動的な瞬間となるだろうか。
「ある意味、そうなるかもしれない」バリチェロは同意した。「でも僕はプロのレーシングドライバーだから。最初僕が入ったのはフェラーリじゃなかった、赤は好きだったんだけどね。その後、フェラーリに入った。でも選んだ理由は彼らがコンペティティブであり、僕にレースを勝つチャンスを与えてくれたから。そこでの6年間では素晴らしい関係を築くことができたよ。そして僕は違うチームに行こうとしている。ただそれだけのことだよ。離れるといってもフェラーリのみんなと会えなくなるわけじゃないしね。友情は今後も続くさ」




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