ファン‐パブロ・モントーヤは、僚友のキミ・ライコネンがフェルナンド・アロンソを抜いて今年のドライバーズタイトルを獲るのは難しいだろうと述べた。
ライコネンは、モンツァでアロンソとの差を縮めようとイタリアGPに臨んだが、彼との差は残り5レースを残して24ポイントもある。
モントーヤはイタリアGPの前、ライコネンがドライバーズタイトルを獲るのは難しいようだが、コンストラクターズ選手権ではトップのルノーとわずか9ポイント差なので、チームがコンストラクターズチャンピオンになれるようベストを尽くしていくと語った。
「キミはフェルナンドを逆転してドライバーズタイトルを獲得しようと頑張っているが、僕はチームのコンストラクターズタイトルを狙っている」とモントーヤ。「ドライバーズタイトルはちょっと難しいようだが、コンストラクターズタイトルならとても現実的な目標だ。僕たちはいま最も速いマシンを持っている。コンストラクターズタイトルに向けて頑張っていかなければならない」
一方で、モントーヤは、仮にライコネンがドライバーズタイトルを獲得しても、彼自身がチーム内で弱い立場に立たされることはないと語った。
「何か変わるとは思わない。キミにはキミの作業チームがあるし、僕には僕のチームがある。いまのところ、彼の方が僕よりちょっと上をいっているといった感じだ。僕はここ数レース、苦しんできたけれど、心配はしていない。マシンの作業はかなりやってきたし、おかげでマシンは向上している。僕はいまの状況にとても満足している」
「もしもキミがチャンピオンになったら、彼にとってはとてもいいことだ。しかし、僕はチームをコンストラクターズチャンピオンにして、来季につなげていくのが目標だ。僕自身は、いまより優れたマシンバランスを見つけて、もうちょっと乗り心地をよくすることが必要だと考えている」