前日に続き行われているモンツァのテスト3日目はファン-パブロ・モントーヤがトップタイム。キミ・ライコネンも2番時計でマクラーレンは好調ぶりをアピールしている。
モントーヤは前日に続き、唯一19秒台に入る1分19秒814をマーク。ライコネンは20秒072となり、その0.2秒後にミハエル・シューマッハーという結果だった。「クルマはここモンツァでとてもいい動きをしてるし、速く感じた」とモントーヤは喜ぶ。「ロングスティントもこなしたし、イタリアとスパ・フランコルシャン用のタイヤについてもミシュランから情報を得られたから」。ライコネンも「午後にはギヤボックスでマイナートラブルが発生したけど、イタリア用のセットアッププログラムもすべて終わらせて、レースが楽しみだ」と前向き。
1日早くテストを開始したフェラーリはシューマッハーとルカ・バドエルが空力、エンジン、タイヤ評価テストを実施。シューマッハーが96周、来季シューマッハーのチームメイトとなるフェリペ・マッサからマシンを受け継いだバドエルが78周を走行した。
ルノーのフィジケラは最多周回の145を数え、フェルナンド・アロンソと合わせて1日でなんと1600kmと、2レース半分の走行距離を走破した。これは翌金曜日の天候が心配されたために、タイヤとブレーキの耐久テストを1日で済ませてしまおうという考えだ。
ウイリアムズはニック・ハイドフェルドがニコ・ロズベルグに代わり合流。イタリア用のセットアップを進めると同時に、トルコで起きたトラブルの検証も行っている。
この日からテストに参加したBARはふたりのレギュラードライバーとアダム・キャロルが走行を行っている。ジェンソン・バトンは午前中に空力を中心にテストし、午後はタイヤのセットアップを行い117周を走り、7番目となるタイムをマーク。一方、佐藤琢磨は午前中にギヤボックスに問題が生じて22周しかできなかったが、午後にはトラブルが起きずに計97周で8番時計となった。
トヨタはラルフ・シューマッハーが107周を周回したものの、1分22秒を切ることができず14番タイムと調子はいまひとつ。オリビエ・パニスはV8エンジン搭載車両で24周を走行している。
モンツァテスト タイム
1.
Juan Pablo Montoya
McLaren-Mercedes
1'19.814
120Laps
M
2.
Kimi Raikkonen
McLaren-Mercedes
1'20.072
74Laps
M
3.
Michael Schumacher
Ferrari-Ferrari
1'20.287
96Laps
B
4.
Giancarlo Fisichella
Renault-Renault
1'20.769
145Laps
M
5.
Mark Webber
Williams-BMW
1'20.983
123Laps
M
6.
Fernando Alonso
Renault-Renault
1'21.094
131Laps
M
7.
Jenson Button
BAR-Honda
1'21.243
117Laps
M
8.
Takuma Sato
BAR-Honda
1'21.448
97Laps
M
9.
Luca Badoer
Ferrari-Ferrari
1'21.508
78Laps
B
10.
David Coulthard
Red Bull-Cosworth
1'21.718
87Laps
M